サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
k-hisatune.hatenablog.com
知研セミナー(3月16日):中沢義則(日経新聞編集委員。日経「詩歌教養」欄で「俳句 言葉の宇宙探訪」を連載中。) テーマ:日経「私の履歴書」ライターが語る自分史の書き方。 「私の履歴書」執筆で心がけていること。 ・メインテーマ(大見出し)を決める:人となりや業績を一言で表す見出しを決める。「SFに恋して半世紀」「三代目ぼんぼん奮戦記」「プレハブ住宅を背負って半世紀」「テレビを愛して50年」「仏蘭西料理こそ我が人生」「マンガは芸術だ」。30回分の見出し案をつくる。 ・その人らしさを出す:一人称。僕、俺、水木さん。「その人語」「口癖」「姿勢や座標軸を表す言葉」を大事に。「ロードマップをつくるんです」「結局大事なのは人なんです、人材が宝物だよなあ」「僕はね、嫌いな奴は優雅に無視するの」「○○なわけで」「そうそう、そうなんだよ」「師匠の言うことには、、どんなに理不尽なことでも従うんです。理不尽だと
「フェイスブック 若き天才の野望」(デビッド・カークパトリック著)を読了。 マーク・ザッカーバーグの「志」にかかわると思われる言葉を以下にピックアップしてみた。 フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) 作者: デビッド・カークパトリック,小林弘人解説,滑川海彦,高橋信夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2011/01/13メディア: ペーパーバック購入: 33人 クリック: 2,842回この商品を含むブログ (240件) を見る われわれの会社はガスや水道と同様の公益事業です。 同級生、同僚、友だちといった現実世界での知り合いとの交流を深め、スムーズにするためのツールになることを意図してフェイスブックを開発している。 ぼくは人々の生活の質--特に社会的な生活の質を改善したいと強く考えている。 ぼくの人生の理想というのは、プロトタイプをう
「30歳からの人生リセット術」(創元社)が書店に並び始めました。この本を書いた意図を「はじめに」に書いていますが、若いビジネスマンに役立てて欲しいと念じていますので、「はじめに」の文章を掲載します。http://www.amazon.co.jp/dp/4422100874 −−−−−−−−−−−−−−−−− 私は30歳になったときのことを今でもよく覚えています。それは苦い思い出です。なぜなら、30歳になったときの私には「何もなかった」からです。20代を振り返ると、惨憺たんたるものでした。仕事はロクにできない、大した能力もない、恋愛も失敗ばかりしている。周りの人と比べても、「自分にはこれができる」と自信を持って言えることがない……。自分は「何者でもない」ことをまざまざと思い知らされました。 大学時代の私は、勉強はあまりしませんでしたが、クラブ活動には精一杯打ち込み、とても充実した4年間を過ご
7月に講演を頼まれている立川市の東京都立多摩図書館を訪ねる。 八王子(協力貸出センター、立川(逐次刊行物センター)、青梅(行政郷土資料センター)の多摩地区の図書館三館が統合されて、昭和62年に都立多摩図書館となった。その後、平成14年に3つの地区で文学・多摩資料・児童青少年と機能を分担してきた。 平成21年5月に、「東京マガジンバンク」を開設し、「雑誌・児童青少年・16ミリフィルム」に特化したサービスをする図書館として生まれ変わった。 この「東京マガジンバンク」は、いわば雑誌図書館で、現在一万種類の雑誌が揃っているという特色がある。評論家・故大宅壮一の集めた雑誌類がもととなった世田谷の大宅文庫の公共版といえばそのイメージがわかるだろうか。 先日お会いした新井係長と、司書の瀬島係長に案内していただいた。 企画展示は、「Change!進化し続ける世界--世界が変わる・日本が変わる・図書館が変わ
充電中の梅田望夫さんが、「シリコンバレーから将棋を観る--羽生善治と現代」(中央公論社)という本を書いた。 2008年は将棋という趣味に没頭できた最高の一年だったと述懐しているように、この本は結果的に羽生善治を代表とする日本の若い棋士たちの頭の中を探検し、優しく鋭いまなざしでその世界を描いた好著となった。 [rakuten:book:13155399:detail] 未来をイメージし、そこに向けての第一歩を踏み出している「ビジョナリー」たちの言葉に耳を傾け、未来の姿を考える、それが梅田の仕事であるが、今まではIT時代の最先端を走る人たちを追いかけてきた。今回は、日本の伝統文化の中に生き、もっとも日本人らしい生き方をしている棋士という若き人々の物語である。 将棋界最高のビジョナリー・羽生は、「知のオープン化」と「勝つこと」というインターネット時代の思想を体現している。自らの頭脳ををオープンに
marginal man 社会学の術語。文化を異にする複数の集団(または社会)に属し、その異質な二つ以上の文化と集団生活の影響を同時的に受けながら、そのいずれにも完全には所属しきることのできない者。各集団、各文化のいわば境界に位置している人間。境界人、限界人、周辺人などとも訳す。新しい国に移住したばかりの移民、農村から大都市に出てきたばかりの者、偏見や排斥の的となっている少数民族の出身者、混血児、改宗者などにこうした型の個人が生まれやすい。こういう者は心の内部で複数の価値、規範、集団所属感の葛藤(かっとう)を経験していることが多く、それだけ動揺しやすく、首尾一貫性をもった人間としては生きにくい。この動揺を克服しようとするあまり、無理に一つの文化に同調し、一つの集団に没入しようとする傾向も生じるが、自然の行動ではないので心の緊張を伴いやすい。移住した国の文化や生活様式に努力して同化し、その国
教職員が一緒に大学の改革を目指す「多摩大プライド」の何度目かの会合があり、前半は「ブログ講座」だった。 最初に私から今準備中の4月1日からのホームページのリニュアルについての報告を行い、オンリーワンサイトのなるための考え方を説明した。 志(こころざし)をテーマとしたサイト 図解サイト 空間軸ですべてがみえるサイト 時間軸ですべてがみえるサイト 次に、「学びのプログラム」を中心としたトップページのデザインを披露し、新学長の「寺島実郎ポータルサイト」も提示した。その上で、このホームページを中核として最新情報の開示を継続して行うことにより、多摩大データベースへの進化を目指すことを説明した。 また、このホームページの重要なコンテンツとして教職員と学生が一緒に貢献できる場として、「多摩大ブログポータル」を用意しインターネット上でさまざまの情報や感慨を発信して、存在感を高めていきたいと述べた。 次に、
橋本治と内田樹 作者: 橋本治,内田樹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/27メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (50件) を見る「橋本治と内田樹」(筑摩書房)という対談本を読んだ。 内田樹(ブログの訪問数は一日6千から7千)という論客が聞き手となって、橋本治という得体のしれない大きな作家が自分を語るという趣向で、実に面白く読めた。橋本治の本は、神様・小林秀雄の間違いを指摘するという、恐れ多い仕事となった出色の小林秀雄論を読み、その力に驚いた記憶があるが、他の有名な作品は手にしていない。林まり子が、橋本治と同時に生きていることを幸せに思うというようなことを何かに書いていたが、この対談本を読むと、そうかもしれないと感じてしまう。 本屋で、橋本治本人が「代表作に近い」という「窯変源氏物語」を買ってきて、読むことにした。この本は全14巻の大
梅田望夫の対談本の第3冊目は、同じ1960年生まれの斉藤孝との対談である。 このブログで何回かに分けて、感想をしるしていきたい。 私は3年以上にわたって「人物記念館の旅」を続けている。対象となる偉人は明治・大正・昭和という近代から現代の時代をメインと定めているのだが、結果として圧倒的に明治時代の偉人が多いことに気づく。 斉藤孝も梅田望夫も明治時代に関心が高い。イギリス社会の成り立ちを知ろうとすればビクトリア時代を調べると実りが多いように、どのような国であれその国の最盛期にいたる過程で社会の骨格がつくられるから、近代日本の場合は明治に着目するのは自然なことなのだろう。 偉人伝の読み方として斉藤孝は「その人が、どういうふうに学んだのか」をポイントとしている。梅田望夫も「学び続けることの大切さ」に行き着いている。学び方が人の将来を決めるということなのだろう。長くビジネスマンの勉強会である知的生産
NHKスペシャル「未解決事件」ーーFILe10「下山事件」の再放送。第1部はドラマ、第2部はドキュメンタリーで、午後1時から3時近くまでだった。 終戦直後のアメリカ占領時代に労使紛争にゆれる国鉄を舞台に起こった未解決事件の一つが下山事件だ。国鉄での10万人の解雇という圧力を受けていた下山総裁が謎の死を遂げる。その真相は今もって闇の中である。 東京地検主任検事の布施健を主人公に、国鉄労組、共産党、ソ連、日本政府、GHQ、アメリカ、スパイ、二重スパイ、右翼の大物、小説家、新聞記者らが織りなす複雑怪奇なストーリーを描いた傑作だ。ソ連説、アメリカ説をめぐって生存者の証言やアメリカ公文書館の文書が明らかになっていく過程は息をつかせない。 朝鮮戦争の勃発をにらんで、当時共産主義勢力の伸長に危機感を抱いたアメリカが、下山総裁殺害の犯人を共産側になすりつけるために仕組んだい陰謀という結論が示唆される。 主
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く