サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
linky-juku.com
平面・球面の方程式第3回「接平面とその周辺」 この記事では、空間ベクトル分野から【球面の方程式の応用問題】の解き方を解説していきます。 ・球面の方程式、平面の方程式の作り方はだいたい理解できた人 を対象に、 ・実際にどのような問題が出され、解いていくのかをstep by stepで紹介していきます。 空間中で球面の方程式を使う応用問題 <※この記事は、「球面の方程式の求め方の解説」を前提に解説していくので、まだ読んでいない方は、ぜひ先に上のリンクよりご覧ください。> 2つの球が交わった時にできる円の方程式 さて、球面の方程式の応用問題で最も一般的なものから解いていきましょう。 空間座標中に球体が2つ存在しそれらが交わるとき、 その交わった面(円になります。詳しくは以下の図1参照)の方程式を問われる問題です。 <球体どうしの重なりのイメージ> 実際に問題を解きながら、理解していきましょう。
内積とは何か?ベクトルの掛け算の意味 そもそも『内積』とは何なのか?はじめから見てみましょう。 内積と外積:ベクトルの掛け算は2種類ある! 前回、ベクトルの足し算と引き算を紹介しました。→「ベクトルが分からない?はじめから解説します」 そうすると、掛け算もあるのではないかと思うのは自然な事だと思います。 実はベクトルの足し算、引き算と違ってベクトルには2種類の全く違う「掛け算」が存在します! 一つは内積とよばれるもので、『ベクトル』と『ベクトル』の間に、掛け算であることを示すための『ドット(・)』を書きます。(このことから内積のことをドット積と呼ぶことがあります)高校で習うのはこちらの掛け算です。 内積(ドット積)の定義 では早速、その内積(ドット積)の定義とそのイメージ図を紹介していきます。 ベクトルと言うのは「向き」と「大きさ」の二つの情報を持っていましたが、ベクトルの内積では以下の式
ニュートン法の意味と仕組み まずは、”『ニュートン法』とは一体なんなのか?”について解説します。 ニュートン法とは? ニュートン法というのは、ある関数f(x)とy=0の交点(つまり0=f(x)の解ですね)を求めるための方法といえ、このニュートン法をうまく利用してあげる事で無理数などの近似値を計算することができます。 とはいえ、文字よりも以下のイラスト(と、後ろに掲載している問題)を見た方が理解しやすいはずなので、早速進めていきましょう。 <図中の\(f(x)=0\)を求めたい> 図解”近似値”が求まる仕組み 先述した通り、近似値が求まるしくみは”百聞は一見にしかず”です。 手順1つずつにイラストを付けて紹介します。 まず先ほど紹介した図から始めます。 其の1:適当な値をとって(x,f(x))を求める 最初に、\(f(x)=0\)の解よりも大きい”適当な”値\(x_{1}\)をとります。 す
当サイトを執筆した講師陣による個別指導を受けてみませんか? 【大学受験・英検・TOEIC・数検をはじめとする各種検定/資格試験の合格・スコアアップ】を達成するYESのマンツーマン指導。体験授業随時受付中! 高校数学と線形代数学の隙間を埋めよう 今の大学生は、ほとんどの人が高校で“行列”を学んでいないと思います。 旧課程では、現数Ⅲが数学Ⅲ・C(数Cに行列が入っていました)に分かれており、理系であれば必ず履修したのです。 そこで、旧数Cと大学の線形代数学の入り口を学ぶための記事シリーズを作ることにしました。 >>「線形代数とは?解説記事総まとめページ」<< (※:入り口なので、厳密さよりも分かりやすさを優先させています。シリーズを読んで大まかに理解出来れば、スムーズに厳密な線形代数学に進める様にしました) ※:<線形代数入門第0回;集合と写像をわかりやすく>を作成しました。今後の線形写像など
集合と写像 論理と集合の分野は、高校数学でもあまり重要視されなかったり、いまいちよくわからないまま通り過ぎられることの多い分野です。 しかし、実際には「論理と集合」を理解していないと解けない問題は難関大学を中心に沢山出題されています。 また、「集合」と「写像」については、今や入試対策のみならず機械学習などに必須の「線形代数学」を理解する上で無くてはならないものです。 この記事では、前半で集合の考え方を、後半で集合と写像(単射・全射・全単射)について解説しています。 高校生、受験生だけでなく社会人で線形代数を学び始めたい方も、ぜひじっくり読んでみてください。 集合とは何か 「明確に定義できるもの」の集まりの事を、「集合」と言います。 これでは少し分かりづらいので、例を挙げてみます。 (例)「1以上20未満の3の倍数」を考えてみると、3,6,9,12,15,18となります。 これは、誰からみて
(例)半径1の単位円で考えると、弧の長さ(以下の図で青色のℓで塗っている部分)が「1」となる時の角度を弧度法では1(rad:ラジアン)と定義しているのです。 「弧」長と半径で定義された角「度」:を「弧度」、そしてその『法』則を「弧度法」と言います。 <図1:1ラジアンの解説> 2π(ラジアン)が360°である理由 では、弧度法を初めて学ぶ人が一度は疑問に思う?『2π=360°』の理由を解説していきます。 ここでも、単位円を使います。 上の図1の通り、$$θ(rad)=\frac{ℓ}{r}=\frac{弧長}{半径}$$で求まるので、今度は弧長の孤を円周全てにしてみましょう。(図2の青色で塗った部分) こうすると、もはや”弧”という感じはありませんが、とにかく弧長=円周=2×π(ここでのπは円周率)×r(半径)であることがわかります。 そして、半径が1であることから、弧長=2πと計算できま
組分け(グループ分け)問題の解法 そして、その各々の組み分け先に空きがあっても良いか否かで更に種類が2倍に増えるので、計8種類にもなります。 1:区別がつくもの→区別がつくもの 2:区別がつくもの→区別がつかないもの 3:区別がつかないもの→区別がつくもの 4:区別がつかないもの→区別がつかないもの ここで解法の森に迷わない為には、この4つの関係を理解し、記憶しておくことが大切です。 基本的に(1)は単独で解けます。(3)も同様です。問題は、(2)と(4)です。 この2つは先に(1)、(3)を求めて、重複している分を取り除く作業を行います。[但し(4)は全て数え上げる事もあります。] (1)区別がつくもの→区別がつくものに組み分けする方法 グループ(1)から見ていきましょう。 例題(1-1)6人を部屋A、B、Cに分ける場合の数を求めよ。但し空室があっても良いものとする。 場合の数と確率の分
参考書などでもこの二つに分冊されていたりしますが、この二つはどんな違いがあるのか説明します。 ごく簡単に説明すると、系統地理は地形や天候、産業、経済などあらゆる要素を「場所に関係なく」まとめて学習する分野です。 対して、地誌は、系統地理のように要素(分野)別ではなくて、「地域や大陸別に」全体像を見て行きます。 効率的に学習する順番 従って、まず系統地理で各々の要素を勉強し、(たまに地誌を挟みながら)系統地理の完了と共に本格的に地誌を学ぶという順番で行くのが効率的です。 系統地理の大まかな分類 先ほども少し挙げた様に、系統地理を構成する要素は非常に多いのですが、ある「コツ」を頭に置いて勉強を進めると非常に効率的に進められます。 また、効率的に学習できるだけでなく、単なる暗記科目ではなくなり、要素どうしが全て有機的に結びつく事で、ある意味「理系的」に学ぶ事ができます。 そのコツの紹介の前に系統
写像は、『うつす』という言葉があるように、ある集合から別の集合へその『要素』を対応させることを言います。 もっとも身近な例を1つ挙げると、f(x)=3xという一次関数があります。 この式のxに1、2、3・・・と代入すると、f(x)は3、6、9・・・と対応した値を返します。ここで、xに入れる数を”要素”、要素が集まった(1,2,3・・・)のことを”集合”と名付けているのです。 そして、この数をf(x)(2,4,6・・・)へ対応させることを『写像』というのです。 単射/全射/全単射の復習 また、写像には『単射・全射・全単射』があり、ここではその復習を簡単に行っておきます。 次にこの二つを合わせた全単射です。 全単射 線形性を持つ写像=線形写像 このような写像に、『線形性』を持ったものが『線形写像』です。 線形性とは:R上のベクトル空間V、V’があるとき、$$任意の\vec{x},\vec{y}
ベクトル方程式を一から学ぼう 数学で苦手な分野を聞くと、必ず「ベクトル」があがってきます。更にその中でも「ベクトル方程式」は一・二を争う「よく分からん!」となる不人気範囲です。 この記事はそんな人に向けて、イラストを用いて「実は特別な物では無い」事を理解して貰うために作成しました。 ※:2019/10/08「ベクトル方程式の”コツ”」を追加しました。 「媒介変数の消去」の項を追加しました。 ※続編(「空間でのベクトル方程式」を作成しました。左のリンク、または『この記事のまとめの項』から続けてご覧ください。 途中で分からない用語等が出て来たら、これまでのベクトルの記事を集めた→「ベクトルシリーズ総まとめページ」で解決して、またこの記事に戻って来て下さい。 ベクトル方程式とは ・「方程式」と「ベクトル」のおさらい ・ベクトル方程式 ・直接のベクトル方程式 ・円のベクトル方程式(定義) ・円のベ
前回は、2×2の行列と行列式を用いて2元1次連立方程式の解を求める方法を紹介しました。今回は、その3×3行列(3元一次連立方程式)バージョンです。 難易度はぐっとアップしますが、3×3の今回の方法をマスターすれば、それ以上のサイズでも対応できるようになるので、ぜひじっくり取り組みましょう。 まず、掃き出し法を利用する前の準備として、正則行列かどうかの確認をするための行列式を求める方法(=サラスの公式)を紹介します。 サラスの公式(行列式の求め方) 2×2の行列式の場合と比べて(参考:「2×2行列の逆行列と行列式の求め方」)、計算量・手順ともにかなり煩雑になりますが、何度か手を動かして解いていくうちに慣れてくるので安心してください。 手順1:成分を斜め(右下)に掛け合わせる まず、図のように行列の成分をかけていきます。対角成分(a,e,i)はわかりやすいですが、残りの2つは少しややこしいです
外積とは何か? ※ベクトルの内積は既知のものとして進めるので、曖昧な人は ・「ベクトルの内積がわかる!ベクトル同士の掛け算の正体」 ・「ベクトルの成分表示での内積と、垂直条件、平行条件」を先にご覧ください。 内積と外積の共通点と相違点 $$内積は\vec {a}\cdot \vec {b}$$ の様に表し、この時、ベクトルとベクトルの間を(・)で表すので、ドット積と言ったりもしました。 一方で、$$外積は\vec {a}× \vec {b} $$ と表します。 スカラーの掛け算と同じ様に(× )を使うので、クロス積とも言います。 重要なことは、 内積が(ベクトル量)・(ベクトル量)=スカラー量 になるのに対して、 外積は(ベクトル量)× (ベクトル量)=ベクトル量 となることです。 つまり、外積の答えは「向き」と「大きさ」の”2つの情報を持っている”ということが出来ます。 外積の順番 次は
ベクトル方程式(空間ベクトル)の応用【平面の方程式と法線ベクトル】 この記事では、 ・(直線の)ベクトル方程式の最小限の知識をもとに、 ・苦手な人が多い「平面の方程式」の求め方、「空間ベクトル」の基本的な考え方について解説していきます 続編として、「法線ベクトルの求め方と空間図形への応用」を追加しました。 教科書や参考書でもベクトルの最後に扱われており、一度理解するまで少し大変かもしれません。 発展的な内容も扱いますが、つまずきそうな所にはイラスト&関連記事へのリンクを用意していますので、ぜひじっくりとご覧下さい。 平面の方程式とは まず「平面の方程式」とは何なのか?から解決していきましょう。 図形と方程式(数学2)のところで、「直線の方程式」について学んでいるかと思います。 これまでは、『y=ax+b』 の形で表していたものを、より一般化して『 ax+by+c=0 』と表すことによって、
線形代数の基礎知識編(高校数学:主にベクトルの復習) では、線形代数の超入門の前提となる「キソ分野」である、 「ベクトル(高校数学C)」と「集合と写像」の記事から紹介していきます。 ベクトルとは何か 高校数学で学ぶベクトルについて、用語の確認から発展的な考え方・問題の解き方までひととおり網羅しています。 「ベクトルとは?計算から内積、位置ベクトルなどの記事まとめ」 高校範囲外ですが、知っておくと役に立つ「ベクトルの外積」についての記事です。 「ベクトルの外積とは?もう一つのベクトル同士の掛け算」 更に、ベクトルの外積の応用です。 「平面の方程式の求め方“法線ベクトルの利用”」 集合と写像 (この写像の記事は少し難しいので、「一次(線形)変換」の記事と共によんでください) 「集合と写像とは?変換につながる大切な考え方」 線形代数とは?超入門編 基礎知識がある程度ついたところで、いよいよ実際に
機械学習の理解と数学の必要性・ロードマップ このことはすでに色々な方が議論されていますが、近年では豊富に用意されたライブラリを用いることによって、数学の知識がそれほどなくとも”ある程度”のことはできるようになりつつあります。 逆に本格的なレベルに踏み込むならば、非常に高度な知識が必要とされるでしょう。 本記事はそのあいだに位置し、数式の羅列された本が読みづらい人を対象に、その都度調べながらでも読み進めることができる”数学の基礎体力”をつけることを目的にして作成しています。 機械学習・データサイエンスに必要な数字ロードマップ 以下のロードマップは、高校1年のレベルで学ぶ分野から”機械学習エンジニア”や”データサイエンティスト(アナリスト/エンジニア)”に必要な知識・スキルに至るまでの道のりをザックリまとめたものです。 ここに書かれていない分野でも大切な物は多数あります。 が、(すべてを書き出
無限等比級数と収束条件 ・無限級数とは? ・無限級数の計算法 ・部分和をとって部分分数分解 ・無限等比級数の計算法 ・column:0.999・・・=1 ・収束条件の問題 無限(等比)数列と無限(等比)級数の違い これまでのシリーズでは「数列」そのもの、つまり一般項(an)の極限をとった時anがどの様な挙動をするのかを学んできました。 そして第3回目となる今回は「無限級数」・「無限等比級数」を学んで行きます。 その前に「無限数列」と「無限級数の違い」を簡単に説明しておくと、 無限数列が数列を無限に並べたものであるのに対して、無限級数はその無限個ある数列を全て足し合わせたものを言います。 また、無限等比級数は無限級数の一種と考えることができます。 なぜなら、無限等比級数が対象にする数列は「等比数列」だけと言う違いがあるだけだからです。 無限級数の計算法 では無限級数は実際どの様にして求めるの
これで解ける!単振動 力学最後の壁、かつ、波動、電磁気にもつながる高校物理最重要単元「単振動」。 難しいですが、0から手順を踏んで丁寧に説明していきます。 ぜひ何度も読み返して、手を動かしてマスターして下さい! 尚、ハイレベル生向けの単振動は以下より。 「単振動を微分方程式で解く」 (2019/11/17:等加速度運動の基礎記事を追加しました) (2019/04/17:数学3の微積関連記事を追加しました) 単振動を学ぶステップ一覧 基礎編 step0ー1:はじめに step0ー2:等速円運動のおさらい step0ー3:単振動の式 step0-4:図で理解する単振動の式 step0 ーα:微分で全てが繋がる step0ーβ:数学Ⅲ未習者向けの数学的準備 step0ーγ:実際に微分してみよう! 問題編 step1:正方向を決めて軸を書く step2:物体にかかっている力を全て書き出す step
今日は原子核の構造と放射線の種類、そして放射性崩壊を扱います。 記事のタイトルは、いつもこのサイトを読んでださっている理系の学生だけでは無く、一般の方にも読んでいただきたいと思ったからです。 今回の内容の厳密な理系受験生/学生用の記事は次回の高校原子物理第6回でしっかりと扱うので 当該学生はサラッと流し読みして貰ってオーケーです。 何故一般の方に読んで頂きたいか。 残念な事に、大手のメディアなどでも放射線と放射能を同じ物の様に取扱っていたり、科学的根拠のない商品が紹介されているなど、 お世辞にも日本人全体としてのサイエンスリテラシー(正確な科学的知識を持って、物事を判断するチカラ)が高いとは言えない状況にあります。 広がり続けるサイエンスリテラシーの差 勿論、日本の科学技術や研究レベルは最高クラスです。 しかし、昨今の理系離れや早急に結果を出す事が求められて基礎研究が疎かにされるなどの原因
原子第一回:光の粒子性と波動性の共存 について扱います。 文頭にも書いた様に、高校範囲では原子分野だけが現代物理学、それ以外が古典物理学と分けられます。 その最大の貢献者の1人がアインシュタインです。彼はe=mc^2の式や相対性理論が有名ですが、「光電効果の理論」でノーベル物理学賞を受賞しています。 ”光の粒子性と波動性の共存” なんて難しく書きましたが、 要するに光はボールの様な形のあるものでもあるし、波でもあるよ〜〜と言う事です。 徐々に分かって来るので心配不要です! 光と原子物理で使う定数・単位 アインシュタインは、これまで波であると皆が思っていた光に粒ー光子ーとしての性質も併せ持っていると言うアイデアを思いつきます。 最初に光子に関係する文字をまとめます。はじめから全て覚えようとしなくて構いません! よく見ると、波動で習った振動数や波長と、「力学(復習用解説記事)」で習った速度(光
今回のテーマは重複組み合わせです! 場合の数の中でも難易度が高い重複組合せ はじめに2つ質問です。 質問其の1:重複組合せは得意ですか? 質問其の2:nHrの記号を使わず問題を解いていますか? ・・・ ・・・ 両方ともYESだった人は問題ありません。さらっと流し読みして、記事の最後の実践問題だけは解いてみて下さい。 両方のうち1つでもNOが有ればこの記事がきっと役に立つと思います。 じっくり読み込んで得点源にしましょう! 重複組合せの公式:nHrは今すぐ忘れるべし! 場合の数と確率の分野には沢山の記号や公式がありますが、もしあなたがこの単元を得意にしたいなら、nCr(いわゆるコンビネーション)とn!(nの階乗)の2つ以外は基本的に使わないで下さい。 特にnHrなどの場合の数・確率の公式は簡単な問題なら便利ですが、入試のことまで考えると逆効果です。 2つだけしか使わない事によって思考力や応用
三角関数の公式を丸暗記していませんか? タイトルで??となった人も多いのではないでしょうか。多くの人が”語呂合わせ”などの色々な工夫をして、三角関数の(それも沢山の)公式を覚えようとします。 この記事はそんな『公式を覚えるのに苦労している』人に向けて書いています。 実際のところ、最もはやく、正確に公式を覚える方法は、「一回一回加法定理から導き出す事」なのです。 めんどくさそうに思うかもしれませんが、導出を繰り返しているうちに『勝手に覚えてしまう』ので、重要な試験などの時までには自然と使いこなせるようになっています。 さらに、もし『ど忘れ』してしまっても『導き方』さえ知っていれば、その場で再び公式を作り出す事ができるのです。 ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。そして何度か手を動かしてみれば『丸暗記』の必要がない状態になっているはずです。 二倍角/三倍角/半角の公式と三角関数で一番大切
整数問題(整数の性質)を攻略 今日は「整数問題」を扱って行きます。 大学入試数学において、おそらく(数3も含めて)最も大変な分野です。 よく言われていることですが、一般的に理屈を習得するまでが大変な数3の微積などは、 その山をこえると出題される問題はある程度パターン化されてしまうので、得点源になりやすいです。 しかし、整数は小学校やもっと年少から触れている「数」であり、 もっとも身近で問題文もそれほど難しくない様に見えるにも関わらず、 実際に解こうとすると手が出ない。。。と言う人が多いです。 これは大学以降でも似た様な傾向があり、いわゆる「未解決問題」には 整数が絡むことが多いです。 ゆえに、最難関大学は特に整数問題を重視する傾向にあります。 東大や京大、一橋、国公立単科医大を目指す人は、理系であれ文系であれ避けられない分野です。 整数問題を解く為に才能は必要ない! 基本的に難題の多い整数
電気陰性度のキソ:イオン化エネルギーと電子親和力 これらは全て電子e-の振る舞いが関わっています。大前提として、物質は安定した状態になりたがるという摂理を覚えておいてください。 化学の世界で安定するとは?→希ガス型の電子配置をとること 語弊を恐れず言うと、ズバリ電子の配置が希ガス型になる事です。 ヘリウム・ネオン・アルゴン・・・いずれも電子殻にあるe-が上下左右対称で、安定した状態を保っています。 image by Greg Robson 上の図のように、新たに電子が入る電子殻がなく(閉殻)、陽子数と電子数が同じ(Neの陽子の数=プラスの電荷を帯びた個数は10個で、e-も10個)なので電気的にも中性で安定しています。 電子親和力とは?原子達のキモチになってみよう 電子親和力の大小と周期表を重ねると、以下のようなイメージになります。 <図1:電子親和力の大きさと周期表> 例えば、F:フッ素は
個別指導塾YESオンライン スクールが運営する総合学習メディア【スマナビング!】高校数学/物理/化学と線形代数を解説!いつ・どこでもわかりやすい記事が読めます!社会人の方の学び直し(リカレント教育)にも最適。
そもそも一次独立ってなんなんだ!?言葉の意味も分からん、、、 一次独立というものが良く分からずベクトルに苦手意識を持ってしまう人が沢山います。 しかし、最低限のベクトルの知識があれば一次独立自体はとても単純です。 ベクトルとは 簡単にベクトルのおさらいをしておきます。ベクトルは、これまで学んできた数(スカラーと言います)と異なり、「向き」と「大きさ」を持っています。 今から説明する3つの事は一次独立を理解するにあたって大切な事なので、ここでも解説しますが それぞれ詳細な解説ページを作ってあるので、ぜひそちらも参照して下さい! そして、今回の内容と関わりの大きいものとして、 (1)零(ゼロ)ベクトル (2)ベクトルの足し算、 更に、一次独立の定義にかかわる重要な事として (3)ベクトルの成分表示が挙げられます。 零(ゼロ)ベクトルとは その名の通り、大きさ=長さが0のベクトルの事です。 ベク
そこで、なぜベクトルが分からないのか?分からないところが分からない! という人向けにベクトル入門シリーズを書く事にしました。 ・この記事では、まず「ベクトルとは何か」のなんとなくのイメージを例え話で紹介します。 ・そして、数学が苦手な人ほどベクトルを習得するべきな理由! ・更に実際にベクトルの勉強を始める基礎となる、ベクトルの計算:ベクトルの足し算、引き算の仕方を解説します。 (順を追ってステップアップ出来る様にしますので、理系で一応使えるけど・・と言う方もサラッと目を通していって下さい。 「必要なところだけ」じっくり読んでもらうなりはてブ!しておくなり自由にこのサイトを使っていって下さい) ベクトルとは何か さて、文系数学のほぼ最後にいきなりよくわからない矢印が登場します。 多くの人がここで悩む訳ですが、それにはいくつか理由があるのです。 それは、これまで習ってきた数学・算数では「スカラ
ネイピア数e(自然対数の底)って何の為にあるの? (ネイピア数誕生の歴史と現在どの様な役に立っているかを加筆しました!) さて、このサイトを見にきて下さる方は現在理工系・医歯薬系等の大学を目指している方と、学生時代の事を思い出しながら見て下さっている大人の方が多いです。 今回は学生・受験生の方には息抜きとして、大人の方には、久々に少し昔のことを思い出しつつ「教養としての数学」の読み物としてご覧下さい。 (と言いつつ割と現実世界との繋がりについても書きましたのでビジネスに繋がるかも?) ネイピア数eとは? eの定義 ネイピア数はある日突然数学3の極限の時間に現れます! そして特に何の説明も無く $$\begin{aligned}\lim _{n\rightarrow \infty }\left( 1+\frac {1}{n}\right) ^{n}=e\\ \lim _{n\rightarr
物質波(ド・ブロイ波)とボーアの量子条件を扱います。 第1回と第2回を未読の方は必ず読んでおいてください。 原子物理第一回:「光電効果とは?例え話で原子物理の違和感なくします!」 原子物理第二回:「コンプトン効果がわかる!複雑な計算や近似の使い方も徹底フォロー」 第1回、第2回で、光電効果とコンプトン効果の解説を行いました。 アインシュタインによる「光 は波で有るだけではなく、粒子でもある」という<光の粒子と波動の二重性>のアイデアにより、 2 つの現象が矛盾無く説明出来る様に成ったのでした。 ルイ・ド・ブロイの登場と物質波の仮説 その数年後、アインシュタインとコンプトンの影響を受けたフランスの名門貴族、ブロイ公爵家 の公子ルイ・ド・ブロイが一本の博士論文を書き上げます。 そこには物質波について、~粒子は全て波でもある~ つまりアインシュタインが考案した、波=粒子の概念に対して、それならば
共有結合が金属/イオン結合の正体だ! 実は結合には大きく分けて2つ有り、 分子間結合と分子内結合 に分けることが出来ます。 原子と原子が結合する分子内結合と、分子と分子が結合する分子間結合(水素結合等)があります。 今日学習するのは分子内結合で、一般に学校では金属結合、イオン結合、共有結合の3つが主に教えられます。 そして以下の様な説明がされると思います これら3つの結合の違いは、媒介する物が 金属結合:自由電子 共有結合:電子対の共有 イオン結合:クーロン力 という違いがあり、性質は金属結合が・・・ 今回は、この様な一般的な説明ではなく少し違った角度から化学結合を解説したいと思います。 共有結合と電気陰性度 結論から言います。この3つの化学結合は同一と見なせます。 (少なくとも高校化学のレベルでは)結果的に学校で教えられた様な状態になるだけです。 そしてその理由は電気陰性度が教えてくれる
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『スマホで学ぶサイト、スマナビング!』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く