建設費が約2億円になるとして話題になったトイレの一つ。屋根に上ると会場の中心部にある「静けさの森」を見渡せるという=2025年日本国際博覧会協会提供 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、若手建築家が設計したトイレなど計20施設のコンセプトやイメージ図をホームページで公開している。「2億円トイレ」として物議を醸した施設のほか、江戸時代に大坂城の再建に使われるはずだった「残念石」と呼ばれる巨石を取り入れ、SNS(ネット交流サービス)などで話題になったトイレもある。 若手建築家が手掛ける「デザイナーズトイレ」は8カ所を予定。このうち、解体費も含めた建設費が最高約2億円(税込み)となる施設が3カ所ある。空気を入れて膨らませる風船のような屋根をもつトイレは、気温に応じて屋根に水をためることで冷却効果も得られるという。また、水の循環がテーマのトイレは屋根に上ることができ、会場中心部