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ABC予想という数学の問題を知っていますか? 現代数学最大の難問とも呼ばれていた数学の難題です。 そのABC予想を京都大学の望月教授が、IUT理論という新しい数学を使って証明したことが濃厚になってきました。 実は、望月教授がABC予想を証明したと発表したのは2012年のこと。 それが今(2020年)になって正しそうだと認められるようになったのは何故でしょう。 そして、ABC予想、IUT理論とは、一体どんなものなのでしょうか。 ABC予想とは何か? ABC予想は、 “ジョゼフ・オステルレ” と “デイヴィッド・マッサー” が1985年に提起した数学の予想です。 数論の根底にかかわるような予想で、これが正しければ沢山の未解決問題が解決できるとされています。 数学での予想とは何か 最初にABC予想の「予想」とはどんなものか説明してみます。 数学の世界では「正しそうだけど証明できていない問題」を「
ジェネリック医薬品の普及が急速に広まっています。 ジェネリックといえば安い薬というイメージがあり、品質が劣るのではないかと思っている人も多いのではないでしょうか? そこで、ジェネリック医薬品とはどういったもので、どんなメリットやデメリットがあるのか考えてみましょう。 ジェネリック医薬品とは何か? 薬品会社が新しい医薬品を開発すれば、当然特許を取得します。 新薬はこれまでになかった新しい物質であることが多いので、その物質自体が特許の対象になります。 ですから特許の有効期間内は、他の会社がその医薬品を製造販売することはできません。 しかし特許を出願してから20年すれば有効期限が過ぎて、他のメーカーもその医薬品を製造販売できるようになります。 こうして、特許の有効期限が切れた後に他メーカーから出された医薬品がジェネリック医薬品です。 ジェネリック医薬品はなぜ安いのか 新しい医薬品を開発するのは大
2019年のノーベル化学賞は、旭化成名誉フェローの吉野彰さんたち3人に対して贈られました。 受賞対象は「リチウムイオン電池の開発」 個人的に、めちゃくちゃ感慨深いことで、受賞を知ってすぐに「記事にしよう」と思いました。 でも、想いが強すぎて、上手く記事にすることができないでいます。 「まとまらなくてもいい」 そう開き直って想いをそのまま文章にしてみました。 リチウムイオン電池の開発の概要 今回のノーベル化学賞受賞者は、スタンリー・ウッティンガム氏、ジョン・グッドナイフ氏、そして吉野彰氏の3人です。 リチウムイオン電池に限らず電池には、正極と負極があります。 それを踏まえて、今回の受賞対象の研究の歴史を簡単に書いてみました。 1970年代にウッティンガム氏が金属リチウムを正極に使ったリチウム電池を開発 1980年代初頭にグッドナイフ氏がコバルト酸リチウムを正極にすることで安全性を高める 19
「低気圧が近づくと雨が降る」 それはわかっていても、低気圧とはどんなもので、なぜ雨が降りやすいのか、どんな種類があるのか、そこまでは知らない人も多いと思いのではないでしょうか? そこで、その低気圧について、わかりやすく説明してみましょう。 低気圧とは? 低気圧というのは、周囲より気圧が低い部分を差します。 気圧というのは、大気の圧力で「ヘクトパスカル」で表されるものです。 ≫≫ヘクトパスカルとは? 気圧の単位を簡単に説明 あくまでも周囲より気圧が低ければ低気圧なので、周囲の気圧が高いところでは1気圧(1013ヘクトパスカル)よりも気圧が高い低気圧もあり得るのです。 低気圧で雨が降る理由 低気圧で雨が降る理由は『台風の目とは? 中心だけ晴れる仕組みを説明してみた』という記事でも説明しましたが、もう一度簡単におさらいしておきます。 低気圧は周囲より気圧が低くなっています。 空気は気圧が高いとこ
カルノーサイクルを知っていますか? 知っていても、あまりいい印象を持っていないのではない人が多いのではないでしょうか? 「カルノーサイクルはわかったけど、だから何?」 といった感じで、なんのために習うのか、どういう意義があるのか、わかりにくくてピンと来ないような気がします。 そこで、カルノーサイクルの何が大事で、どんな意味合いを持っているのかに重点を置いて説明します。 これから熱力学を勉強する人、文系の人にとってもわかりやすく解説したいと思います。 カルノーサイクルとはどんなものか? カルノーサイクルは、フランス人技術者 ”ニコラ・レオナール・サディ・カルノー” が、1824年に発表した論文で考察した熱機関です。 当時、蒸気機関の発明による産業革命の真っただ中でした。 蒸気機関は、石炭を燃やした熱から動力を得るものです。 蒸気機関のような熱から動力を得る熱機関の理論効率を考察するために、カ
ガリレオ・ガリレイは、自然科学の父とも呼ばれる偉大な科学者です。 ガリレオが「実験」という手法を持ち込んだことによって、現代的な意味での「自然科学」が始まったと言ってもいいでしょう。 その実験の生みの親ガリレオが、実験データを捏造していたという疑惑があるのです。 実際のところ、どうなのでしょう。 ガリレオの実験 捏造したかどうかを確認する前に、ガリレオが行った主な実験を挙げておきましょう。 ピサの斜塔の落下実験 ガリレオの実験で一番有名なのは、ピサの斜塔で行ったとされる落下実験でしょう。 重いものと軽いものが同時に落ちることを示して、思いものほど速く落ちるというアリストテレスの間違いを指摘しました。 ≫≫ガリレオの落下実験 重いものも軽いものも同時に落下するのはなぜ? ただ、この実験は本当に行われたのか定かではありません。 振り子の同時性の発見 ピサ大聖堂で揺れるシャンデリアを見て「振り子
ずっと欲しいと思っていた「スターリングエンジン キット」を購入しました! 知育玩具や科学玩具に分類されていますが、その不思議な動作とオブジェのようなデザインは大人でもはまります。 もちろん、子供の想像力をかき立てる知育玩具、科学玩具としてもおすすめです。 今回は、このスターチングエンジンキットについての話です。 スターリングエンジンというのは、一種のエンジンの総称ですが、ここでは、小型、低温で家庭で楽しめるスターリングエンジンキットを紹介します。 買ったのはこれ! 金属光沢満載で、ちょっと恰好いいと思いませんか? スターリングエンジンはどう動くの? このスターリングエンジンの動き、どんなものか動画を見て頂くのが一番速いでしょう。 下の動画は、お湯を入れたマグカップの上にスターリングエンジンを置いたものです。 最初に軽く手で回すと、どんどんスピードを上げて回転していきます。 これが、スターリ
台風の中心にある雲も少なく雨も降らない場所、台風の目。 台風によって、目がはっきりしている場合とそうでない場合はありますが、中心に目があるのは台風の特徴でもあります。 中心に近づくほど風雨が強くなる台風、その一番中心が晴れているという不思議な現象はなぜ起きるのでしょうか? 台風になぜ目ができるのか、目の部分だけなぜ晴れているのか、その仕組みを簡単に説明してみます。 台風で雨が降る仕組み まず、なぜ台風の時に雨が降るのか、その仕組みを簡単に解説してみましょう。 台風とは? 台風は、熱帯低気圧の中で最大風速が約17.2m/s以上にまで発達したものを差す言葉です。 基本は、周囲より気圧が低い「低気圧」です。 ≫≫ヘクトパスカルとは? 気圧の単位を簡単に説明 低気圧で雨になる理由 台風の中心は周囲より気圧が低くなっています。 空気は気圧の高いところから低いところに向かって進むので、中心に向かって風
「粉塵爆発」小麦粉など、危険とも思えない物質でも爆発を起こす現象です。映画などで眼にした方も多いのではないでしょうか? 粉塵爆発とは、一体どういう原理で発生するのかご存じでしょうか? 家庭でも起こりうる危険な現象なので、その仕組みを知っておいた方が良いかもしれません。 そこで、粉塵爆発について簡単に説明してみます。 燃焼と爆発の違い 粉塵爆発に入る前に、「爆発」について、どんな現象なのかついて説明しておきます。粉塵爆発も爆発の一種なので、まずはそこからスタートした方がわかりやすいと思いますので。 さて問題です。「爆発」と「燃焼」何が違うのでしょうか? 燃えるのは連鎖的な現象 別記事『引火点、着火点とは? ものが燃える仕組みを簡単に』でも説明しましたが、燃焼は酸化反応が続いて起こるものです。 酸化反応とは、何らかの物質が空気中の酸素と反応する現象で、大きなエネルギーが発生することで知られてい
「台風〇〇号の中心気圧は、950ヘクトパスカルです」というように、天気予報で「ヘクトパスカル」と言葉が使われているのを耳にします。 「ヘクトパスカル」とは一体何を示しているのでしょうか? なぜ「ヘクトパスカル」が使われているのでしょうか? 天気に関すること以外では聞くことのない「ヘクトパスカル」、その秘密を歴史をわかりやすく簡単に説明してみます。 ヘクトパスカルとは気圧を表す単位 「ヘクトパスカル」というのは、大気の圧力(気圧)を表す単位です。数値が大きいほど気圧が高く、小さいほど低くなります。 ヘクトパスカルの数字の目安 通常の大気圧は1000ヘクトパスカルを少し超えるくらいです。 標準の大気圧を表す「1気圧」が、約1013ヘクトパスカル(1013.25ヘクトパスカル)なので、これが通常の気圧の基準になります。 これより高い場合が「高気圧」、低い場合が「低気圧」という目安になるでしょう。
『化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律』、略して『化審法』という法律があるのをご存知ですか? 危険な化学品から人や生物を守るために制定されている大事な法律です。 化審法は、単に毒性が強いとかではなく、もっと広い視野で危険性を判断する仕組みになっています。 今回はこの化審法について簡単に説明してみたいと思います。 化審法制定のきっかけ 1968年にカネミ油症事件という悲しい事件が起きました。 カネミ倉庫株式会社製の食用油「カネミライスオイル」で、中毒症状が起こったという事件です。 被害者を訴えた人は、1万4,000人以上、認定患者数は2018年度末時点で2,329人という大きな被害をもたらしました。 工場で使われていたポリ塩化ビフェニル(PCB)が配管から漏れて製品へ混入たことが原因です。 これが化審法制定の大きなきっかけになりました。 PCBによる健康被害の特徴 カネミ油症事件の原因
空気中と水中、光の速度はどちらが速いでしょうか? などといいながらいきなり答えを書きます。空気中です。 現在では、光は電磁波でその速度は物質の誘電率、透磁率によって決まることがわかっています。 光の屈折も速度の違いから説明されます。 過去には、どちらの方が速いのか論争があり、それを確かめる実験も行われました。 その経緯と、実験者についての話をしたいと思います。 光は波か粒子か? かつて、光が波なのかそれとも粒子なのかという論争が長く続きました。 光を波だとしたのは ”クリスティアーン・ホイヘンス” 、粒子だとしたのが ”アイザック・ニュートン” で、1600年代末から論争が開始されました。 水中と空気中での光の速度 水中と空気中での光の速度は、波動説では空気中の方が速く、粒子説では水中の方が速いとされていました。 光が空気から水に差し込むときの「屈折」を説明するためには、そうでないと合わな
「触媒」 化学を習うと必ず出てくる重要なものです。 工業的な化学合成では触媒を使わない方が珍しいので、身のまわりの化学製品があるのは「触媒のおかげ」と言ってもいいくらいです。 ただ、触媒とはどんなものなのか、わかったようでよくわからないという人も多いのではないでしょうか? そこで、今回は「触媒」が化学反応に及ぼす効果について説明したいと思います。 触媒の働きとは? まずは、Wikipediaの「触媒」の項を見てみましょう。 触媒(しょくばい)とは、一般に、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう。 Wikipedia 触媒とは、 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない という特徴を持ったものです。 「変化しないのに反応に影響する?」 何かピンとこないかもしれません。 化学反応の速度とは? 以前に『化学反応の進む方向と速度 反
二酸化炭素(CO2)は温室効果ガスと呼ばれ、地球温暖化の原因だと言われています。 この「温室効果ガス」とは一体どのようなもので、どんな種類があるのでしょうか? 温室効果の仕組みと温室効果ガスの種類について、簡単に見ていきましょう。 温室効果ガスとは? 温室効果ガスというのは、「温室効果」を示す気体のことで、地球の温暖化を進めるとされているガスの総称です。 まずは「温室効果」について説明してみましょう。 温室効果とは? 地表には、太陽の光が降り注いでいます。 『放射冷却とは何か? よく晴れた日の早朝に冷え込むわけ』という記事でも説明しましたが、太陽から「放射」という形で熱を取り入れていることになります。 同様に、地表も「放射」をしていて、主に赤外線の形で宇宙空間に熱を放出しています。 もし大気中に赤外線を吸収してしまう物質があると、地表からの放射を邪魔して宇宙空間に熱を放出することを妨げてし
「コリオリの力」台風が反時計回りに渦を巻く理由として有名な力です。 しかし、コリオリの力はかなりわかりにくい概念なので、ピンとこない人も多いはず。物理学的に正確に示そうとすると難しいのですが、イメージとして理解するだけならそれほど難しくありません。 そこでコリオリの力と台風の渦の発生について簡単に、できるだけわかりやすく説明してみます。 コリオリの力の発見と難しさ コリオリの力が導かれたのは1835年で、フランスの科学者 ”ガスパール=ギュスターヴ・コリオリ” によるものです。 コリオリは、仕事や運動エネルギーの概念を提唱したことでも知られる有名な科学者です。 1800年代といえば、ニュートン力学(古典力学)は応用も含めて完成し、理解も進んでいた時代です。その頃に初めて知られるというのは、直感的にわかりにくいものだという証明にもなるでしょう。 コリオリの力が発見された16年後に、フーコーの
フーコーの振り子の実験を知っていますか? 振り子を使って地球が自転していることを証明した有名な実験です。 この実験を行ったフーコーは、科学に関しては素人として扱われていましたが、それまで誰も思いつかなかった着想で地球の自転をはっきりと示したのです。 当時の背景などを踏まえて、なぜフーコーが大偉業を達成できたのか見ていきたいと思います。 フーコーの振り子の実験の概要 まずは、フーコーの振り子の実験とはどういうものか簡単に説明しておきましょう。 天井からワイヤーで真鍮の錘を垂らして振り子を作ります。 このときワイヤーは、自由に回転できるように天井につないでおきます。 そして、振り子を揺らします。 すると振り子が揺れる角度がゆっくりと変化していく、これがフーコーの振り子の実験です。 上の図は振り子を上からみたものですが、最初は実線の方向に揺れていた振り子が少しずつ向きを変えていく、これがフーコー
サッカーボール型の炭素 ”フラーレン” 発見者が1996年にノーベル化学賞を受賞したことでも知られる物質です。 凄い可能性を秘めた物質ですから、これまでにもフラーレンを話題にした記事に何度か挑戦していました。 でも、なかなか言葉にできずにいました。 「言葉にできないものはできなくていい」 半分、開き直ってフラーレンの記事を書いてみました。 フラーレンは、炭素原子だけでできたサッカーボール型の分子です。 サッカーボールそのものの形をしたフラーレン60、ラグビーボールのように楕円体になっているフラーレン70などが知られています。 ここで、60とか70という数字は炭素原子の数で、フラーレン60は炭素原子60個で構成されているということを表しています。 サッカーボールの頂点に炭素をひとつずつ置いていくと60個になるのです。 フラーレンの発見 フラーレンの発見は偶然でした。 実は、研究が開始された当
ビリヤードの玉は象牙で作られていました。 その代替としてセルロイドが使われたのです。 同様に、象牙が使われていた万年筆の筒や眼鏡のフレームにも利用されていきます。 当時、乱獲によって激減していた象を守ったのがセルロイドだと言ってもいいかもしれません。 セルロイドの作り方 セルロイドの主原料は「セルロース」です。 セルロースは、植物の細胞壁や植物繊維を形作っているもので、木綿はセルロースの糸ですし、紙の原料のパルプもセルロースです。 ≫≫セルロースとは? 植物が生んだ万能材料 最近では、セルロースの一種「セルロースナノファイバー」という材料が注目されています。 ≫≫セルロースナノファイバー その特徴と製造法と広がる用途 このセルロースを化学処理(ニトロ化という手法)してできた「ニトロセルロース」と「樟脳」を反応させるとセルロイドになります。 セルロースも樟脳も植物由来の成分なので、バイオプラ
人物を特定する生体認証。 指紋認証やiPhoneに搭載されている顔認証など、利用者の生体情報を使って認証するシステムが広く利用されるようになっています。 この生体認証、間違って他人を同一人物と判定される可能性はどのくらいあるのでしょうか? また、どんな特徴があるもので、利用の限界はないのか、ケースを変えて考えてみます。 他人需要率と本人拒否率 他人なのに、間違って同一人物と判定される確率を「他人需要率」、本人なのに間違って他人と判定されてアクセスを拒否される確率を「本人拒否率」と呼びます。 当然ですが、他人需要率も本人拒否率も低ければ低いほど良いシステムだと言えます。 しかし、他人需要率を下げるために僅かな違いで他人と判定するようにすれば、本人拒否率が上がってしまいます。 本人なのにアクセスできないことが多いと使い勝手が悪く利用者は増えません。 そのため、ある程度の幅を持たせて判定すること
「学問分野で一番簡単なのは物理だ」という説があります。 物理嫌いの人だけでなく、物理を専門にしている人からも反論が来そうな気がしますが、ちゃんと説得力のある説です。 なぜ物理が一番簡単な学問だと言われることがあるのか、簡単に説明してみましょう。 なぜ物理は難しいのか? 物理は、数学で表されます。 ニュートンは、自分の理論を展開するために、微分、積分という新しい数学を作る必要がありました。 アインシュタインは一般相対性理論を作るときに非ユークリッド幾何学という数学を使いました。 このように物理は最先端の数学を利用するだけでなく、物理理論から新しい数学が現れることもよくある、数学とは切っては切れない分野です。 ですから、物理を理解するためには数学が必須なのです。 高校で物理の授業がありますが、実は物理の初歩の部分だけしか習いません。 高校で習う範囲の数学で扱える部分しか教えることができないから
このブログでは、これまでGoogle砲に8回遭遇しました。 Google砲というのは、スマホのGoogleアプリや、Chromeで新しいタブを開いたときの「おすすめ記事」に表示されてアクセスが増えることを表う言葉です。 ≫≫Google砲、Discoverおすすめ記事は、弱小ブログにも直撃するという事実 そこで、これまでGoogle砲の載った記事を一覧にしてみました。 SNSなどで拡散されてGoogle砲に当たった記事なので、評判が良かった記事と言ってもいいかもしれません。 また、ブログ運営者には、どんな記事がGoogle砲に載りやすいのかという参考情報にして頂ければと思っています。 では、さっそくGoogle砲からのアクセスが多かった順に発表していきます。
「毒物」「劇物」という言葉はほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。 これらは、毒物および劇物取締法(毒劇法)と呼ばれる法律で決められた危険性の高い物質で、その取扱いや販売が厳しく規制されているものです。 簡単に人を殺せるような薬品を安易に流通させないようにして、私たちの身の安全を守ってくれている大事な法律です。 今回は、毒物・劇物について解説してみたいと思います。 毒物および劇物取締法(毒劇法)とは 毒劇法は、昭和25年12月28日に制定された法律です。 その趣旨を厚生労働省のホームページから引用してみます。 毒物及び劇物取締法は、日常流通する有用な化学物質のうち、主として 急性毒性による健康被害が発生するおそれが高い物質を毒物又は劇物に 指定し、保健衛生上の見地から必要な規制を行うことを目的としています。 具体的には、毒物劇物営業者の登録制度、容器等への表示、販売(譲渡) の際の手続、
エネルギー保存則とはどんなものでしょう? あえて聞くまでもない常識かもしれません。 「運動エネルギーと位置エネルギーを足しあわせたものが保存するという法則」 もちろん、正しい答えです。 でも物事の見方はひとつに決まるものではありません。 エネルギー保存則を少し違った視点で眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。 そこで、普通とは違う観点からエネルギー保存則を眺めてみましょう。 エネルギーとは何か? 最初に物理で習うエネルギーについて、Q&A方式でおさらいしてみましょう。 エネルギーとは何でしょうか? エネルギーとは仕事をする能力である 仕事とは何でしょうか? 仕事とは、力×動かした距離で表されるものである 「力×動かした距離で表される仕事をする能力をエネルギーと呼ぶ」なんだかややこしい表現になっていしまいます。 もう少しQ&Aを続けてみましょう。 なぜエネルギーが保存するのでしょうか
このブログでも使用しているレンタルサーバー”mixhost(ミックスホスト)”が、 表示スピード満足度No.1 アクセス処理速度満足度No.1 アフィリエイター&ブロガー満足度No.1 の3つのNo.1を獲得したそうです。 「ミックスホストを選んだ自分の眼に狂いはなかった」と、自分のことのように喜んでおります。 それを記念して、どうしてミックスホストを選んだのか? ミックスホストの何がいいのか? ということを自慢気に話してみたいと思います。 mixhost(ミックスホスト)とは mixhostは、2016年設立のアズポケット株式会社が提供するレンタルサーバーです。 比較的新しいサービスなのに、すでに多くのブロガーさんが利用していて、ネット上にも沢山の情報が流れています。 ググれば情報が出てくるのは、初心者にとっては必須条件かもしれません。 ミックスホストの特徴 mixhostの特徴を他社の
光行差(こうこうさ)という現象を知っていますか? 1728年に、イギリスの天文学者ジェームズ・ブラッドリーが発見した現象で、季節によって星の位置がずれて見えるというものです。 この原理自体は難しくないのですが、そこから導かれる結果が納得しずらいもので、天文学者を悩ませたという過去があります。 その光行差の説明と何が不思議だったのか、簡単に説明してみようと思います。 光行差の発見は偶然から イギリスの天文学者 ”ジェームズ・ブラッドリー” は、地動説の証拠となる「年周視差」を観測するために、精密な天体観測をしていました。 年周視差というのは、地球が太陽の周りを回っているのなら、季節によって星の位置がずれて見えるはずだというものです。 ≫≫コペルニクスの地動説はコペルニクス的転回だったのか? 季節によって星の位置がずれることを発見 そして、ブラドリーは季節によって星の位置が僅かにずれることを見
*この記事は2019年7月2日に投稿した記事の再掲載です。 ブログを始めたばかりで、SEO(検索エンジン最適化)と言われても何をすればいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか? 検索エンジン? クエリ? 検索意図? アルゴリズム? 被リンク? 情報を探しても、難しいことばかり。 ピンとこないのは当たり前です。 野球に例えると、ボールを打ったことがない初心者が、バッティング理論の本を読んでいるようなものです。 かといって、SEOを無視して記事を書き続けていては検索流入は増えません。 そこで、初心者向けに「まずはここから始めては?」という第一歩を説明してみたいと思います。 検索流入を逃した失敗談 最初に自分自身の失敗談から書いてみます。 このブログに一番最初に投稿した記事です。 その記事のタイトルは 「うるう秒って何? 次回はいつ? 時間にまつわる不思議な話……」 となっています。
簡単にわかりやすく説明 まずは、浸透圧とはどんなものかという概要をつかんでもらうために、できるだけわかりやすく説明をしてみます。 浸透圧とはどんな現象 理科の実験でよくある例です。 U字管を半透膜で仕切り、片方に水、もう片方に水溶液(塩水でも砂糖水でも何でもOK)を入れると、溶液側の水面が高くなるという現象です。 ここで、半透膜というのは「水は通すけど、塩や砂糖は通さない」という性質を持っているものです。 重力だけを考えると、両方の水面が同じ高さになるはずなのに、溶液側の水面が高くなるのは「浸透圧」が原因です。 浸透圧の仕組み 半透膜には、水分子が通れるくらいの穴が空いています。 分子は、激しく動き回っているので、半透膜の穴を通って水が移動することができます。 右側には穴を通れないような大きな分子が溶けているとします。 すると、その大きな分子がいるために、水分子の割合(濃度)が減っているこ
周期運動を続けるために一定のタイミングで力を与えないといけませんが、一定間隔で押すことができるのなら、そもそも周期運動を使う必要はありません。 タイミングが僅かにずれても、周期運動がそれを打ち消してくれることで精度が向上するのです。 信号取り出し部 周期運動をしている部分の振動数を時間として取り出して表示する必要があります。 振動部にできるだけ影響を与えないように、針を動かすなどの工夫が必要となります。 バネを使った時計 周期運動は振り子に限ったものではありません。 例えば、バネを伸ばして手を離すと、縮んだり伸びたりという振動をします。 これを使って時計を作ると、重力などの影響を受けにくくなります。 バネといっても、普通のバネでは扱いにくいので、左右に振動する「ねじりバネ」が時計に応用されました。 その後、細いゼンマイを使って、ねじりバネより安定して左右に振動するヒゲゼンマイを使うことで更
永久機関には、第一種永久機関と第二種永久機関の2種類があることを知っていますか? 「永久機関はエネルギー保存則に反するので存在しない」 そう思っている人が多いと思いますが、第二種永久機関はエネルギー保存則には反していない永久機関です。 今回は、この第二種永久機関について説明してみたいと思います。 第一種永久機関とは何か まずは、第一種永久機関から説明しておきましょう。 第一種永久機関は、何もないところからエネルギーを生み出すものです。 これは、エネルギー保存則に反しているので実現が不可能です。 永久機関と聞いて普通に想像するのは、この第一種永久機関ではないでしょうか? 第二種永久機関は次のように表すことができます。 「ひとつの熱源から熱を奪って仕事に変える機関」 簡単に言うと、熱を(熱以外の)エネルギーに変える装置です。 熱エネルギーを他のエネルギーに転換するだけなので、エネルギー保存則を
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