女性専用スペースで女性の安全と安心を確保する法案の成立を目指す院内集会=14日午後、国会内(奥原慎平撮影) 自民党は20日にも「女性専用スペースで女性の安全と安心を確保する法案」の党内審査に入る。公衆浴場などを利用する男女の別を性自認ではなく身体的特徴で判断し、公共施設のトイレや更衣室などで女性の安全・安心の確保策を求めるもの。速やかに審査を終え、各党の同意を取り付けたい考えだが、国会閉会を6月22日に控え、成立の道筋は険しい。 「党派を超えて成立させたい」「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」が14日に国会内で開いた集会で、自民の「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」(略称・女性を守る議連)の片山さつき共同代表らが明らかにした。 欧米ではトランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)が女性専用スペースを利用、女子スポーツに参加することで生来の