4月5日放送のNHK・ETV特集「フェイクとリアル~川口 クルド人 真相~」が偏向報道の批判などで再放送が延期された問題で、同局が1日に再放送した番組に当事者らから批判の声が相次いでいる。主な変更点が街宣・デモ団体が弁護士を通じて抗議した主張部分だけだったため、「弁護士をつければNHKは言うことを聞く」が悪しき先例になりかねないとの声も出ている。 再放送は微修正のみ「最後まで私には取材はなかったが、一つ参考になったのは、弁護士を立てるとNHKは言うことを聞くようだということ。これが先例になりかねない」 複数のX投稿を取材なく使用されたというフリー記者、石井孝明氏はこう話した。再放送での主な変更点は、当初の番組を見て弁護士名の抗議文を内容証明で送り、新たに取材を受けた街宣・デモ団体の主張を新たに挿入するなどした程度だったためだ。 石井氏は「再放送は微修正のみだった。NHKは反省の念はなさそう