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朝の通勤・通学時間帯に一部電車が混雑していたJR日光線鹿沼-宇都宮駅間で、3月のダイヤ改正により、平日午前7時台の上り線が2本から3本に増え、利用者から歓迎の声が上がっている。3年前、JR東日本が利用客減少などを理由に1本減らし、利用客や関係団体から不満が出ていた。コロナ禍が落ち着いたため復活させたが、時間の設定や周知不足から現在も一部の列車に利用が集中しており、同社は「引き続き利用状況を注視したい」としている。 新学期が始まって1週間がたった16日朝のJR鹿沼駅。増発された午前7時発宇都宮行きの列車は、後方の車両に空席が見られた。
既存の貨物専用鉄道「高岳(たかおか)専用線」を歩くモニター観光ツアー「レールウォーク」が25日、行われた。 小山市や市観光協会などでつくる市着地型観光実行委員会が交流人口の拡大に向けた観光素材掘り起こしの一環として開催し、市内外の親子ら31人が参加した。 参加者らは中久喜の東光高岳事業所から土塔のUACJ小山製作所までの約2・8キロを歩いたほか、同事業所や同製作所で事業説明を受けたり工場見学を行ったりした。その後、大川島の観光農園「いちごの里」でイチゴ狩りを楽しんだ。 岐阜県から来た田口由加子(たぐちゆかこ)さん(47)は「現役の線路上を歩けること自体すごいこと。周りの景色も楽しもうと思ったが、足元ばかり見ていた」と笑顔。市内から親子で参加した野崎眞央(のざきまさお)さん(43)は「廃線かと思っていたが今でも使われていることを知り、小山の新たな一面を知った」と話していた。
開業から1年半となる次世代型路面電車(LRT)。宇都宮市の90代女性から「車内や全ての停留場にトイレがないのはなぜ」という疑問が、下野新聞社の「あなた発 とちぎ特命取材班」(あなとち)に寄せられた。確かに、鉄道は駅や一部の電車内にもトイレがあるが、LRTは一部の停留場のみの設置。取材すると、路面電車特有の理由があった。 あなとちに投稿してくれた女性は昨年11月、LRTの起点「宇都宮駅東口」から終点「芳賀・高根沢工業団地」まで乗車した。終点で下車しトイレに行きたくなったが、停留場の近くには見当たらなかった。運転士に尋ねると、案内されたのは二つ手前の停留場「芳賀町工業団地管理センター前」にあるトイレだった。折り返し運転する車両に再び乗り込み、約1・5キロを「我慢して」駆け込んだという。
【那珂川】かつて県北地域で半世紀にわたり物資や旅客の輸送を支えた「東野鉄道」の廃線跡や未成線区間を巡るツアーがこのほど、町内外で行われた。県内外の鉄道ファンら10人が参加した。 ツアー「廃線で往時を想(おも)い、未成線で妄想をふくらませる東野鉄道廃線・未成線の旅」は昨年に続き、町観光協会と大手旅行代理店が企画し、開催した。 東野鉄道は1918年に西那須野-黒羽間で開業し、那須小川まで延伸。馬頭や茨城県大子町までつながる計画があったが、未整備のまま東野鉄道は財政状況悪化などで68年に廃線となった。 参加者は大田原市の学芸員重藤智彬(しげとうともあき)さんの案内で、東野バスの切符売り場とみられる町内に現存する建物や線路の敷設予定地だった神田城跡、馬頭停車場予定地だった町総合体育館などを巡った。 同協会の担当者は「2年目だったが、今年も募集を始めてすぐに予約が埋まる人気だった」と振り返った。
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東武鉄道のSL大樹(たいじゅ)とJR東日本のディーゼル機関車(DL)が共演する「SL×DLとちぎ鉄道フェスティバル」が25日、栃木駅などで開かれた。SLは「小江戸とちぎ号」として特別運行し、栃木-下今市駅間を初めて営業運転した。 ◇ほかにもWeb写真館に写真 栃木市と両社が冬の観光誘客のために企画した。SLは午前10時13分に東武栃木駅の2番ホームへ入り、後にJR両毛線のDE10形DLも到着した。 SL出発式には大川秀子(おおかわひでこ)市長や樋口達夫(ひぐちたつお)JR東日本高崎支社長らが出席。東武鉄道の志村健(しむらたけし)鉄道事業本部副本部長は「今回のつながりを生かし、関係者一丸となって観光PRや地域活性化をしていく」とあいさつした。 多くの鉄道ファンがカメラを構える中、94人を乗せたSLは同11時半、汽笛を鳴らし煙を上げながら下今市駅へ出発。駅周辺では日光江戸村の公演やマルシェなど
【日光】足尾町と群馬県桐生市を結ぶ第三セクター「わたらせ渓谷鉄道」は来年1月、同県みどり市の大間々駅で、桐生~間藤をつないできた車両「わ89-313号」の運転体験と撮影会を開く。老朽化のため来月末で引退となることを受けた催し。約34年にわたり地域に親しまれてきた車両を、記憶と記録に残せる貴重な機会となる。
次世代型路面電車(LRT)の車両2編成の追加を計画していた宇都宮市は11日、追加を取りやめ、2編成分に相当する台車6台を購入する考えを明らかにした。同日の定例市議会一般質問で舟本肇(ふなもとはじめ)氏(自民)の質問に答えた。
福田富一(ふくだとみかず)知事は27日の定例記者会見で、知事選の公約の一つに掲げた次世代型路面電車(LRT)の東武宇都宮線への乗り入れ実現に向け、2025年度の早い時期に県と東武鉄道、宇都宮市で具体的な協議を始める意向を示した。24年度内に3者の協議の在り方を詰める方針。同じく公約に盛り込んだ奥日光地域へのロープウエー構想についても、同時並行で東武側などと議論を進めるとした。
路面電車の新設は75年ぶり。どこも造らなかったということは、造る必要はなかった。次世代型路面電車(LRT)反対の候補者が現れないため、周囲から「上田以外はない」ということで立候補した。
羽田空港の機能強化などを目的にJR東日本が2031年度の開業を目指して整備を進める新路線「羽田空港アクセス線」について、東武日光線沿線の栃木、鹿沼、日光市の自治体や商工関係者による「東京都心・羽田空港直通電車推進期成同盟会」の設立総会が7日、栃木市万町のホテルで開かれた。来年1月以降、JR東日本や東武鉄道に対して要望活動を行う方針だ。
10月31日告示、11月17日投開票の知事選で6選を目指す福田富一(ふくだとみかず)知事(71)=自民推薦=の選挙公約の概要が10日、判明した。次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側への延伸を支援し、東武宇都宮線との相互乗り入れを目指すとした。
【那珂川】町は世界的な建築家隈研吾(くまけんご)さんが設計し、2000年に開館した町馬頭広重美術館の初めての大規模改修に取り組む。同館は町の代表的な建築物の一つで、観光資源としても親しまれる一方、建物の特徴である八溝杉材のルーバーの傷みなどが著しい。町はふるさと納税の仕組みを利用して資金集めを進めており、「来年の町合併20年と開館25周年に合わせて、オープン当時の輝きを取り戻したい」として協力を呼びかけている。
宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)は26日、開業1周年を迎える。想定を上回る利用が続き、累計で400万人以上が乗車した。沿線の商業施設などへの波及効果は依然大きく、JR宇都宮駅西側延伸への関心も高い。この1年間の変化や課題、今後の展望を描く。 路面電車の街になって1年。車社会とされる地域に変化が現れ始めている。 「LRT沿線で完結するので暮らしやすい」。駅東公園前停留場近くの賃貸マンションに住む小林愛夕佳(こばやしあゆか)さん(22)は、新生活の印象をこう話す。 この春、作新学院大大学院に進学した。県外出身で東京の大学を卒業して宇都宮市に移り住んだ。東京では、移動手段は地下鉄だった。車はなく運転免許も持っていない。大学まで距離があるが「LRTで通学できるからと(不動産店に)JR宇都宮駅の東側を紹介してもらった」と明かす。 沿線の新興住宅地「ゆいの杜(もり)」に住む川手麻衣(か
【大田原】斎藤藤男(さいとうふじお)市議が小学生の長女の学校健診結果を巡って学校医にクレームを入れ、医師が学校医を辞任した問題で、市議会の議員倫理委員会は11日、第2回会合を開いた。市執行部が学校医ら関係者から聞き取りした内容などを含め、事態の経過を説明した。 君島敬(きみじまたかし)教育部長らは、斎藤市議が学校に電話した5月28日から、相馬憲一(そうまけんいち)市長が大田原地区医師会長に後任学校医の推薦を依頼した6月17日までの一連の動きについて、関係者から聞き取った内容を報告した。 この中で「学校医が市議から『お前』呼ばわりで『ネットで医院の評判をいくらでも落とせる』などとどう喝され、身の危険を感じた」などとして辞任した、と説明した。次回会合は16日に開く。斎藤市議に出席を求め、弁明の機会とする。 一方、地区医師会は11日までに、相馬市長に医師会の見解を文書で提示した。「学校医の辞退ま
【栃木】JR東日本が2031年度の開業を目指し整備を進める新路線「羽田空港アクセス線」について、栃木商工会議所が組織する東京都心・羽田空港直通乗入推進委員会の小藤有彦(こふじともひこ)副委員長らが5日、市役所を訪れ、市に直通電車乗り入れ実現のための期成同盟会発足を要望した。 同委員会は3月に設立し、同商議所の7人で構成する。市内に駅がある東武日光線、JR両毛線から羽田空港への直通電車乗り入れを目指し活動する。交通アクセスや地域経済の発展につなげるのが狙いで、東武日光線沿線の鹿沼市や日光市との連携も考えているという。 大川秀子(おおかわひでこ)市長に要望書を手渡した小藤副委員長は「関係機関と折衝を図るため、行政、経済界が連携した期成同盟会の発足を要望する」などと話した。大川市長は「実現できるよう、われわれも努力したい」と応じた。
8月に開業1周年を迎える次世代型路面電車(LRT)。宇都宮市などが開催する1周年に向けたプレイベントの全貌が見えてきた。8月25日の記念イベントとは別に、LRTの洗車体験や人気アニメ「鬼滅の刃」の声優による特別車内アナウンスなど多彩な催しを展開し、夏休み中の沿線を盛り上げる。 洗車体験は「ライトラインを洗おう!」と題し、8月12日に下平出町の車両基地で実施する。専用の洗車機で車両を洗う様子を乗車したまま見学できるほか、簡単な洗車体験も行える。車両点検時に使われているピットの見学もあり、普段の車両基地見学会より車両を間近に見られる。 午前9時半からと同11時からの計2回あり、市、芳賀町の住民か在勤在学者で小学生以上が対象。各回50人。参加無料。市が運営するウェブサイト「MOVE NEXT UTSUNOMIYA」の特設ページで7月14日まで参加者を募っている。応募多数の場合は抽選となる。 特別
【宇都宮】市は1日、市都市計画審議会を市役所で開き、市立地適正化計画の見直し案を示した。次世代型路面電車(LRT)停留場や鉄道駅、主要バス停の計30カ所を都市活動を支援する新たな誘導エリアに設定。コンビニなどを市補助制度の対象となる同エリアの誘導施設とし、公共交通利用者の利便性向上を図るとした。また、JR宇都宮駅東口の高次都市機能誘導区域に、ブレックスアリーナ(市体育館)などを含む駅東公園周辺約32ヘクタールを加え、スポーツ資源を活用したまちづくり推進を目指していく。
宇都宮市内の小学校で昨年5月、高学年の女児が同じ学校の男児から投石を受けて歯4本を欠損するけがを負い、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症していたことが、21日までに分かった。同市教育委員会は、市いじめ防止基本方針の定義に基づき「重大事態」に認定し、このほど調査報告書を市ホームページで公表した。 報告書では学校側の対応について、行動に困難を抱える加害男児への支援を組織全体で検討するなどの対応が十分でなかった、などと指摘。事案発生後の被害女児に対しても、心理的負担を減らす適切な支援が不十分だった、とした。 被害女児は加害男児を含む5人で下校していた時、加害男児の投げた直径約3センチの石が口に当たり、歯を欠損した。その後、被害女児は「加害男児のいる学校は怖い」との理由で登校できない状況が続き、PTSDと診断された。市教委は、女児が心身に重大な被害を負ったことや、女児の保護者からいじめによる
宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の開業から、間もなく10カ月。開業初年度の2023年度決算は5700万円の黒字を達成し、新年度に入った4月以降も好調な利用が続いている。両市町は3日、開業後アンケートの結果を公表。沿線に住む高齢者らの外出を後押しするといった、LRTの整備効果と思われる変化も見えてきた。アンケート結果を詳報する。 「富山のLRTが示したデータと似た傾向が見られる」。3日、市内で開かれた芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会。委員の一人から声が上がった。
次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは5日、開業初年となる2023年度の決算概要を公表した。当期純利益は5700万円で開業前の収支計画の約3倍となった。 営業収益のうち鉄道事業が7億3900万円、その他の事業は5500万円となった。鉄道収益は開業後の23年8月26日〜24年3月末の約7カ月間に得られた収入。収支計画では鉄道事業収益を5億600万円、当期純利益は1900万円と見込んでいた。
【宇都宮】市民団体「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」は23日、次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側への延伸撤回を求めて、佐藤栄一(さとうえいいち)市長宛てに質問書を提出した。 駅西延伸を目指し、市は2025年度に軌道建設に必要な特許を国へ申請する方針。同団体の上田憲一(うえだけんいち)代表は「西側は路線バスで十分」として、大通りの道路機能確保策やLRT延伸の必要性など6項目を質問している。 市議会にも同日、議会運営に関する要望書を提出した。
【宇都宮】宇都宮観光コンベンション協会は6月15日、大谷地区などに残る人車軌道の廃線跡を巡り、次世代型路面電車(LRT)の車両基地見学会に参加する日帰りツアーの第2弾を開催する。今回は鉄道ライター蜂谷(はちや)あす美(み)さんがナビゲートする。 旅行業登録をしている同協会が実施するツアーで、4月に続く2回目。道路に敷かれたレール上の車両を手で押し、旅客や大谷石などを運んでいた戦前の人車軌道(後の軽便鉄道)の廃線跡を散策し、LRTに乗って車両基地見学会に参加する。昼食は「駅弁発祥の地」と言われていることにちなんだ弁当が提供される。 鉄道ファンに知られた著名人と市内の鉄道遺産を巡れるほか、当選倍率の高いLRT車両基地見学会にツアー枠で参加できる。4月の初回は県外からも申し込みがあり、キャンセル待ちも出た。 先着16人。LRT一日乗車券付きで1人1万5千円。同協会ウェブサイトから申し込む。(問)
宇都宮飛行場南側の誘導路に停止している白色の双発機。米軍が攻撃し双発機に向かう銃弾が赤く映っていた=1945年2月17日(豊の国宇佐市塾提供) 太平洋戦争の資料を収集、解析している大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」が16日までに、米軍機が宇都宮市の陸軍宇都宮飛行場を空襲した映像を新たに報道陣に公開した。米国立公文書館から映像を入手し解析した。同飛行場への空襲を巡っては、団体はこれまで1945年7月30日の映像を公開、今回は同年2月17日の空襲の様子が撮影されている。戦後79年を迎え戦禍の記憶の継承が課題となる中、貴重な資料といえそうだ。 団体によると、映像はカラー2点とモノクロ1点の計3点で計34秒。いずれも上空からで米軍機に装備された「ガンカメラ」で撮影したとみられる。 同飛行場は現在の作新学院大や宇都宮市清原中付近一帯にあった。格納庫裏の機体に向けての機銃掃射や、誘導路の双発機へ
次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは13日、4月の利用者数が42万1613人となり、月別で開業後最多を記録したと発表した。新年度のスタートで定期券利用者が増えたほか、沿線の公園に向かう花見客らの利用もあり、開業直後の特需に沸き、これまでの最多だった昨年9月の約39万9千人を上回った。
10日午後7時10分ごろ、宇都宮市宮みらい、次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール下り線の軌道内で、軌道を横断しようとした30代男性の軽乗用車と、右側から直進中のLRTが衝突した。けが人はなかった。昨年8月の開業以来、LRTが関係する交通事故は6件目。 宇都宮東署などによると、現場はJR宇都宮駅東口のロータリー付近で、軽乗用車は南進し、軌道内に進入した。軌道と交差する直線道路で信号機があった。軽乗用車は衝突のはずみで横転した。軽乗用車の男性は取材に「ほとんど来たことのない場所だった。標識を見て、赤信号でも直進できる道路だと間違えた」と話した。 宇都宮ライトレールによると、乗客は約70人。事故の影響で上下線で一時運転を見合わせ、約30分後に順次運転を再開した。 「LRT」の記事一覧を検索
JR東日本の3月のダイヤ改正で、宇都宮線快速ラビットの運転本数がほぼ半減し、仕事などで本県と東京方面を往来する利用客から「不便になった」とため息が漏れている。JR東はこれまで快速が通過していた駅の利用者に配慮した形として、理解を求めている。「将来的には全廃になるのではないか」。今回の見直しをそう捉える鉄道ファンらもおり、ラビットの愛用者らは行く末を注視している。 「ずっと乗ってきた快速が減るのはさみしい。どうしても不便を感じる」。本県と都内を頻繁に行き来する都内在住、会社経営永井彩華(ながいあやか)さん(33)=小山市出身=は残念がる。同市近郊では自身が経験したように都内まで通学する大学生も珍しくないとして「(快速が減って)都内での1人暮らしを選ぶ学生もいるのでは」と推測する。 快速ラビットは朝と夜の通勤時間帯に運行し、宇都宮-上野駅間の所要時間は約90分。各駅停車より20分ほど早く移動で
群馬県高崎市の警報機や遮断機のない「第4種踏切」で9歳女児が死亡した電車事故を受け、栃木県内で4種踏切を利用する地域住民は8日、移動の際に近道になる「利便性」と同時に、事故に遭う「危険性」を指摘するなど、複雑な心境を口にした。一方、鉄道事業者は国の解消方針に理解を示しつつ、住民への配慮や、遮断機などを設置する費用負担の悩みも抱える。 高根沢町文挾のJR烏山線。田畑や住宅が点在する一角に、警報機や遮断機がない4種踏切がある。 「カーブで視界が悪く、電車が来ても見えづらい」 近くに住む同所、自営業阿久津政夫(あくつまさお)さん(74)は危険性を感じている。自分は利用していないが、農作業で住民に長年使われている現状を説明。踏切の閉鎖について「使う人がいるなら賛成できない」と漏らす。 同じ踏切を使う同所、農業阿久津正(あくつただし)さん(72)は「踏切がないと遠回りになってしまう」と移動時に重宝が
【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)の停留場駐車場の利用状況について、市と芳賀町、県が実施したアンケートの結果がこのほど公表された。回答した75人中、LRTの利用目的は通勤が4割弱、目的地は市中心部が6割強でそれぞれ最多となった。
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