【パリ=島崎桂】ロシアで2月27日に反プーチン大統領派の野党指導者ボリス・ネムツォフ氏が暗殺された事件を受け、モスクワ中心部の赤の広場からほど近い犯行現場に、数千人の市民が花を供えて、同氏の死を悼みました。市民からは「ネムツォフ氏が殺されたのは、民主主義が殺されたのと同じ」などと事件への強い抗議が広がっています。欧米各国首脳も、一斉に暗殺を非難し、ロシア当局に徹底捜査を求めました。 ロシア大統領府によると、プーチン氏は2月28日、内務省や治安当局など関係機関に対し、暗殺事件の調査グループ創設を指示。「残酷な殺害」に対する「深い哀悼の意」を表明しました。 犯人像についてさまざまな臆測が飛び交う中で、ウクライナのポロシェンコ大統領は28日、同氏がロシア政府によるウクライナへの軍事介入の証拠を明らかにしようとしたことが原因だったとの見方を示しました。 現地テレビのインタビューに答えたなかで、ポロ
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