日本共産党の塩川鉄也議員は12日の衆院経済産業委員会で、鉄鋼メーカー、大同特殊鋼の群馬県渋川工場から有害物質のフッ素や六価クロムを含む鉄鋼スラグが出荷され、群馬県内の工事に使用されていた問題を取り上げ、国が使用実態の全容把握、撤去、再発防止に全力をあげるよう求めました。 塩川氏は、同工場では処分費用を免れるため、有害物質を含む鉄鋼スラグを他の物質と混ぜ合わせて再資材として販売していたことも指摘。「廃棄物投棄にあたるのではないか」とただしました。 環境省の鎌形浩史廃棄物・リサイクル対策部長は「個別具体的な判断は産業廃棄物の指導・監督権限を有する群馬県がする」としながらも、「(一般的には再資材が)廃棄物でなくなるということではない」と答えました。 塩川氏は、同県内の国交省直轄工事3800カ所(1991年以降)での同工場の鉄鋼スラグ使用実態について全容を把握するよう要求。前橋市内の上武国道工事で