【ワシントン=島田峰隆】国連関係者やノーベル賞受賞者ら15人は22日、スイスで同日開かれたシリア内戦の終結を目指す和平会議に合わせて連名書簡を発表し、子どもたちが戦闘の犠牲になっていることを懸念し、内戦当事者らに子どもを守る対策を緊急に取るよう呼び掛けました。 書簡には、バレリー・エイモス国連人道問題担当事務次長など国連関係者のほか、ノーベル平和賞受賞者の南アフリカのツツ元大主教、国際援助団体の代表者らが名を連ねています。 書簡は、シリア内戦ですでに1万1千人を超える子どもが亡くなり、400万人以上の子どもが攻撃を逃れて家から避難を余儀なくされていると指摘。「子どもの置かれた窮状に焦点を当てるときだ」と強調しています。 また「暴力が原因で世代がまるごと一つ失われようとしている。子どもを守るのはわれわれすべての責任だ」とし、▽子ども向け救命物資の配送を妨害しない▽学校や医療施設を攻撃対象にし