日本高等学校教職員組合(日高教)と全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)は10日、来春卒業予定の高校生・障害児学校生の10月末の就職内定率について調査結果を公表しました。内定率は72・0%で、前年同期比で4・1%上がったものの、依然厳しい状況にあります。調査は31道府県の公立500校、私立24校の計524校の状況を集約。対象になった卒業予定者は約9万3千人で、そのうち就職希望者は2万7254人で29・4%を占めました。 内定率は男子74・9%、女子66・8%と男女間格差が大きくなっています。地域間の格差も激しく、「北陸・中部・東海」地方が81・2%に対し、「北海道・東北」が63・2%、「関東・甲信」が65・5%でした。 求人数が増えたとする学校は266校(前年は154校)で増える傾向にありますが、地元の求人が少なく、契約社員など非正規の求人が増えているといいます。 内定取り消しが2件、求