日本共産党の井上哲士参院幹事長は6日のNHK番組「日曜討論」で、参院選挙の1票の格差を是正するための選挙制度見直しについて、「1票の格差是正は緊急の課題。選挙制度の抜本改正をする必要がある。大事なのは、どの党に有利か不利かではなくて、国民の多様な民意を正確に議席に反映する制度のためにどうするかだ」と語りました。 他党からは「3年後に衆参の定数を1割減らし、6年後に3割減らす」(自民党、中曽根弘文参院議員会長)、「定数は242から100に」(みんなの党、水野賢一幹事長代理)、「定数を200に」(民主、公明、たちあがれ日本の各党代表者)と、定数削減の主張が相次ぎました。 井上氏は「国民の民意の切り捨てにつながる総定数の切り下げは行わない。民意を一番正確に反映する比例代表の定数削減も行わないことが必要だ」と強調し、「それぞれの院が多様な民意を反映することを考えるべきで、衆議院の比例削減とリンクす