「大島の歴史を変える日になった」―。太平洋に浮かぶ伊豆大島で24日投開票された東京都大島町長選で、日本共産党町議を4期務めた「新しい大島をめざす町民の会」の川島理史(まさふみ)氏(58)=無所属新、日本共産党推薦=が1992票(得票率35・90%)を獲得し初当選しました。原動力になったのは町民不在の町政を変えたいという幅広い町民の願いでした。(東京都・川井 亮) 町民に推され1月立候補決意 演説聞き「みんな変わった」 大島町は東京から120キロ南にある伊豆大島からなり、人口8500人。つばき油の産地として有名で、観光や農漁業が主な産業です。 藤井静男町長の情報を公開せず、住民不在の町政運営に、町民の大きな批判が高まっていました。 町政改革訴え 川島さんの大島高校生時代に教諭として勤務して以来の付き合いという男性(82)は「今の町長は自分の姿勢に固執し、町民の声を聞かない我田引水の姿勢だ。川