産経新聞(11日付)に掲載された作家・曽野綾子氏の「アパルトヘイト(人種隔離)政策容認」のコラムが、国内外で批判をよんでいます。 曽野氏は、安倍晋三内閣が「戦争する国」づくりに向けて教育を「改革」するための司令塔として設けた「教育再生実行会議」を構成する有識者の一人でした。発足した2013年1月~同年10月末まで務めました。 同会議は、首相、内閣官房長官や文部科学相、有識者で構成。「内閣の最重要課題の一つとして教育改革を推進する」として開催されてきました。 同会議は、侵略戦争を肯定・美化する安倍首相と歴史観と教育観を共有するメンバーが目立ちます。曽野氏は、沖縄戦での集団自決強要はなかったとする人物です。 曽野氏は、14年度から配布されている文科省作成の教材『私たちの道徳』(中学校用)で、「この人のひと言」に登場しています。今回の発言も含め、このような人物を「道徳の教材」に登場させていること