【カイロ=小泉大介】チュニジア選管は22日、前日に実施された大統領選決選投票の暫定結果として、世俗派政党「チュニジアの呼び掛け」のカイドセブシ党首(88)が55・68%を獲得し、マルズーキ暫定大統領(69)に勝利したと発表しました。2011年初めの「革命」でベンアリ独裁体制が倒れた同国は、新たな国づくりに本格的に乗り出すことになります。 カイドセブシ氏が率いる「チュニジアの呼び掛け」は、10月の議会選挙(定数217)で85議席を獲得し第1党となりました。同氏が大統領選挙第1回投票(11月23日)で獲得した得票は39%でしたが、決選投票では第1回投票で敗退した他の世俗派候補・組織の一部支持も得たとみられます。 チュニジアでは「革命後」の11年10月の制憲議会選挙でイスラム主義組織アンナハダが第1党となり、同組織主導の暫定政府が発足。しかし国家の「イスラム化」を懸念する世俗派勢力と激しく対立し
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