韓国ソウル市議会は6日、小・中・高校の学校給食を無償化する条例を公布しました。これにより、私立を除くソウル市内の小学校592校で学校給食が段階的に無償化されます。2012年からは、中学校でも無償化が始まります。 韓国では、「学生の心身の健全な発達」「国民の食生活の改善」を目的として、小学生~高校生の743万人に対し、学校給食を実施。韓国メディアによると、学校給食の実施に必要となる費用は、年間4兆3751億ウォン(08年度。約3240億円)です。その67%にあたる2兆9312億ウォン(約2170億円)は、保護者が負担しています(ソウル新聞 10年3月22日付)。そのため、各学校では、1食あたり2500ウォン(約185円)前後を給食費として徴収。年間の負担額は、40万~50万ウォンになるといいます。 昨年6月の地方選挙で、学校給食の全面無償化を掲げる野党系の候補者が、教育行政を所管する教育長に