来年度から4年間、大阪市内の公立中学校の生徒が学ぶ教科書を決める大阪市教育委員会会議が26日、大阪市教育センターで開かれました。侵略戦争を美化・正当化し、憲法改悪に導く自由社、育鵬社の歴史、公民教科書は、選定委員会の推薦図書にはあがらず、採択の対象から外れました。 育鵬社は、「公民」教科書に、府民施策を切り捨てる橋下徹府知事を「財政を短期間で立て直した」として写真入りで登場させ、持ち上げています。 教科書採択をめぐって、大阪市では、橋下知事が率いる、過去の侵略戦争は正しかったと主張する“靖国派”が中心メンバーにすわる「大阪維新の会」市議団が、“最も改正教育基本法の趣旨に沿った内容の教科書の採択を”との要望書を教育委員会に提出。市議会文教経済委員会では2度、同趣旨の陳情を「維新の会」、自民党の賛成で採択していました。 一方、子どもと教科書大阪ネットが、学校現場の意見を尊重し、自由社、育鵬社の