(写真)危険手当不払いで原発作業員が東電を初提訴した訴訟の報告集会にあつまった市民=3日、福島県いわき市 東京電力福島第1原発事故の収束・廃炉作業にあたっている下請け作業員4人が、「危険手当不払いは共同不法行為にあたる」として東電や元請けなどを相手に6200万円の損害賠償を求める訴訟を3日、福島地裁いわき支部に起こしました。 原子炉建屋のカバーリング建設のためのがれき処理など高い放射線量のもとでの危険な収束・廃炉作業についている現役の作業員による提訴は初めてです。 訴状によれば、「危険手当は放射線被ばくをともなう福島第1原発の事故対応・廃炉作業といった危険な被ばく作業に従事する労働者のために支払われる性質のもの」と指摘。この趣旨から「危険手当は危険な被ばく作業に従事する労働者に直接支払いがなされなければならない」とし、「下請け企業らがピンはねすることは許されない」としています。 そのうえで