江渡聡徳(えと・あきのり)防衛相(衆院青森2区)に政治資金規正法違反の疑いが浮上しました。 政治資金規正法は、選挙活動を除いて資金管理団体による候補者個人への寄付を禁じています。私的に利用される恐れがあるからです。 ところが、江渡防衛相の資金管理団体「聡友会」の政治資金収支報告書によると、衆院選があった2009年と12年の選挙期間内ではない時期に、4回にわたって、計350万円を江渡氏個人に寄付したと記載していました。 江渡防衛相は9月26日の記者会見で、「報告書作成の際に担当者が混同した。事務的なミスだ」と述べ、09年と12年の報告書を訂正したと明らかにしました。訂正は、9月2日におこなわれ、実際には、事務所職員らの人件費だったといいます。 靖国神社にも寄付 「聡友会」の政治資金収支報告書によると、2010年は「渉外費」、11年、12年は「寄付金」名目で、毎年6月に靖国神社に各1万2000