国民と情報を共有し、透明性を確保する―。秘密保護法を強行成立させた後、こう豪語した安倍晋三首相。4日の参院予算委員会で、日本共産党の仁比聡平議員がその欺まんを暴き、「何が秘密かも秘密」で、チェックも何ら利かない運用実態がはっきりしました。 仁比 “沖縄新基地計画の全体像を隠すな” 首相 “協議を公表しないのは当然のことだ” 仁比氏が示したのは、2008年に作成された米政府内部文書です。 それによると、沖縄の辺野古新基地建設では、V字形滑走路や駐機場、格納庫、燃料施設、弾薬搭載エリアにとどまらず、辺野古ダム周辺では、政府の環境影響評価(アセスメント)申請書にまったく記されていない、30棟以上の兵員宿舎や二つの運動場など数多くの米軍関連施設の建設が計画されています。 仁比 米側と協議しているのか。 江渡聡徳防衛相 移設後は、米軍キャンプ・シュワブ内に約4900人が居住する。必要な兵員宿舎は、既