ベトナム戦争からの撤退や沖縄返還を想定し、在日・在沖縄米軍基地の大幅な再編が検討されていた1968年、米国防総省が、当時未返還だった沖縄を含む日本には「日本防衛のための基地は一つもない。いくつかの部隊が副次的に、そのような任務を持っているだけだ」との認識を示し、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)などの大幅な基地削減を検討していたことが分かりました。 (関連記事) (写真)1968年の米国防総省の文書では米海兵隊普天間基地は「閉鎖」候補とされていました。写真は同基地に駐機するMV22オスプレイ=沖縄県宜野湾市 米民間機関「ナショナルセキュリティ・アーカイブ」(NSA)が情報自由法に基づいて入手し、公開した米国防総省の極秘文書「日本と沖縄の米軍基地・部隊」(68年12月6日付)に明記されています。当時、米国はベトナム戦費などによる深刻な財政難に陥っていたため、基地の維持費を削減しようとしてい
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