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今年の「かわいい」
fujii-yuji.net
以前、質の高い打ち手を選択できる人が判断をせず、質の低い決定しかできないような上司や社長に「どうしますか」と委ねるのはチームがダメになる要因なんよという記事を書いたのですが、今日はその逆で課題解決に必要な能力と情報を持っている人が判断をしなくても上手くいったことについて雑に語ります。 先日、会議に参加してたんですよ。 その会議では、ある課題をどう解決するか話し合って打ち手を決定するというものだったのですが、参加者のひとりが僕より明らかに専門性を持っているプロフェッショナルだったのですね。 なので僕は「どうするかは専門性のある人に決めてもらった方が質の高い意思決定になるし、僕は相手がそれをしやすいよう情報を渡すような役割に徹しよう」と考えていました。 しかし、実際の会議を進めてみると、一番質の高い打ち手を決められる能力があるはずの人が「フジイさんどうするか決めて欲しいです。」と言ってくるので
誤解を招きそうなツイートに対してTwitterユーザーが背景情報を書くことができるコミュニティノート機能が日本でも正式リリースになりましたね。 このTwitterコミュニティノート機能、フェイクニュースや陰謀論などを見た人が冷静に判断しやすくなる背景情報を付与でき、とても意義深いです。 しかし、この機能自体に対する誤解も多い上に、僕が見て残念な使い方も増えてきているように思います。 そこで、この記事では Twitterコミュニティノートについて解説しながら、いかにこれが超絶スゴい複雑さで「インターネットっぽい仕組みか」を語っていきたいと思います。 Twitterが好きな人も嫌いな人も、どうか最後まで読んでもらえれば嬉しいです。 コミュニティノートは書いただけでは表示されない、複雑な仕組みだよ。 コミュニティノートは、誤解を招きそうなツイートに対してTwitterユーザーが背景情報を書くこと
2023年6月16日 から改正電気通信事業法が施行なんですけど知ってました? これ、収益目的なら企業運営でも個人運営でもほとんどのWebサービス・スマホアプリが対象という、めちゃめちゃ広範囲にみんなが対応が必要なやつなんですけど、ヤバくない? 何もしてなくない? やっべえなというWEBサイト担当者/アプリ開発者が結構いそうな雰囲気がいんたーねっつから漂ってまいりました。 企業のオウンドメディアや、個人運営のアフィリエイト目的サイトなんかも対象になる場合があって、メディア系サイトはもちろんアプリ開発者にも影響ある感じですので、やるべき内容をブログにしたためておきます。 ※ぼくは法律の専門家ではないので、ちゃんと総務省の公式ドキュメントなどにも当たってくださいね。 ググると「外部送信規律」とか「電気通信事業者又は第三号事業を営む者」とか専門用語の記事ばっかり出てきて自分が何をしたらいいのかの情
このブログはもともと年2回くらいしか更新されないことで一部のひとたちに知られているのだけれど、今月は毎日更新すると宣言してまして、これは30本目の記事です。 今日も友人に「なぜ、毎日更新とかいう苦行を……???」って聞かれて、ぼくも上手く答えられずに「なんていうか……ヒマ……なんです…かね…」って言ってしまった。— フジイユウジ (@fujii_yuji) 2022年12月28日 単に思い立ってやっているだけで特に理由はなく、31日目になにかを発表することも無ければ100日後に死ぬとかも運命づけられていませんが、明日(31日目)も書く予定です。 公開して数日でドカンと読まれてその後はほぼ読まれなくなる 30本書いてみて、Google Analytics(GA4)計測上で1記事での表示回数1~3万の範囲のが3本、数千の記事が9本ほど。 いんたーねっつの片隅でたまに雑文を書き散らしているだけに
"責務とは行為にある。その結果にあらず。行為の結果を動機とせず結果に執着するな。飢えた我が血の最後の一滴まで責務に向かって突き進むのみ。" これは 2022年、もっともすごい映画である『RRR』に出てくる言葉で、ぼくの大好きな台詞なんですが、どう思いましたか? (ストーリーのネタバレにはなっていないはずなので未視聴の人でも大丈夫だよね?) ※なお、この記事の末尾にセリフについての追記があります 「いやいやいや、逆でしょ。責務ってのは行為じゃなくて結果こそでしょ」と思った人もいるかもしれませんね。まあ、僕にもそういう時期がありましたよ(謎の上から目線)。 さて、そんなわけでですね、今日は仕事における責任。責務を果たすとは何かを考えていこうと思います。 英語だと「Responsibility」と「Accountability」とかで責任の概念が分類されているらしいんですが、日本語だと『責任』の
「あァァァんまりだァァアァ」 これ、「ジョジョの奇妙な冒険」第二部、主人公ジョジョの強敵エシディシというキャラクターの台詞です。 戦いの最中に突然泣きわめきはじめるのですが、それによって短時間で戦うための冷静さを取り戻して精神を安定させるというエシディシが使うメンタル調整法。それを見た主人公ジョジョは戦慄する、ジョジョ独特の名シーンです。 ぼくも(エシディシのように)気持ちを切り替える、スイッチするために言っていることあるな……と思ったので今日はぼくが気分をスイッチするために「言っていること」について書きたいと思います。 「また痛みを知って強くなってしまったな」 失敗をしたり上手くいかないことがあるとき、過度にクヨクヨしたり失敗したことを考え続けると疲れるし、反省を通り越してネガティブなことばかり考えちゃいますよね。 そういうときスイッチするために「失敗を知ったことで、またまた強くなってし
本をよく積みます。よく読むではなく、ともかく積んでいます。 俺たちの本積むスピードには誰も追いつけない(読んでない本、まだまだあるのにまた本を買ってしまう) pic.twitter.com/RxrHrRl8KX — フジイユウジ (@fujii_yuji) 2021年12月17日 毎週土曜の朝から積読を強制的に消化する会というのをオンラインでやってまして、「誰か来るだろうから起きて読まなくては……」と強制力が働くことで本を少しずつ読むことができています。参加者のみなさん本当にありがとう。 時期によって人が増えたり減ったりして、ここ最近は数人しかいない状態なので新規参加者を募集しております。誰でも参加できるので参加してみたい方は連絡くださいな。 というわけで、今日は読んでよかった本をまとめて紹介していきたいと思います(今年じゃないのもちょっとあり)。 まとめてみたらニンゲン的な原理や不合理と
何年も前からこのブログでは素直なひとは仕事ができるし、なにかの仕事スキルのように素直さを取得するのは難しいので貴重な能力だという話を何度も書いている。 ぼくの考える素直な人というのは「言う事を聞く人」ではなくてですね。例えば、ただ他人の顔色を伺ったり従属する人は素直ではないですよね。そういうわけで上司の言うことをただ従順に聞くだけの人は僕の中では「素直」ではありません。 他者と率直な意見を交換ができて、自分と違う意見に対しても嫌がることなく相手の思考を理解しようという姿勢を持っている人こそが素直といえるんじゃないかな、と。少なくともぼくの考える「素直さ」はそういうものです。 そういう意味での素直さを持っている人というのは本当に仕事ができるし、貴重な能力を持った人だといえると思います。 ※できるだけそうありたいとは思っているのですけど、ぼく自身はそこまで素直なタイプではありません。残念ながら
今日は「課題解決」をするためには思考する順番を意識することが大切だよねという話を書きます。 例として開発を例えに出していますが、他の仕事でもプライベートでもありとあらゆる場面で使えるんじゃないかなと思います。 「◯◯のように改善してください」 チームメンバーからプロダクトの機能追加や改修を依頼されるときに「具体的な機能として修正内容を伝えられる」ことがあります。 「なぜその機能が必要だと考えたのか」とヒアリングしてみると、困っている事があって解決したいからだということが出てくる。さらに、どんな課題であるのか、その背景にはどんな前提条件があるのか……と深掘りしていくと、実は当初言っていた「◯◯のように機能改修」を実施しても表面的な部分しか解決できず、本来解決したかった問題が悪化したり、それどころか別の課題をも増やすということがわかる……こういうの、珍しいことではなく、この手の仕事しているとよ
「意思決定者エクスペリエンス」という僕が勝手に作った言葉があるのですが、最近やたら使う機会が増えている。 企業向けサービス(B2BだとかB2B2Cといった)には、導入の意思決定権をもっている管理職や経営者が「おお。これは我が社に必要だ。導入しよう」とつい言ってしまうような、意思決定者にやたら刺さるプロダクトというのがある。 ぼくが「意思決定者エクスペリエンス」という言葉を使うときは、そんな感じで実際の利用者ユーザーである社員にとってはイマイチなのだが、意思決定者に刺さるものというような時に使うことが多い。つまりあまり良くない意味で使うことが多い。意思決定者 最適化と言ってもいい。 導入されれば他社へ乗り換えされにくい領域だと特に「意思決定者エクスペリエンス」偏重になっていて、ユーザーエクスペリエンスよりも優先されていることも多い気がする。全てがそうだという話ではないけれど、多い。 例えば、
ビジネスとかテクノロジー記事が多いので今日は雑文を書き殴ります。 「フジイさんっていつも元気というか、心が健康的ですよね」と言われることが多いです。ここのところ数人に似たようなことを言われました。「陰キャなのに」とか「コミュ障なのに」と後ろについたりしたので褒められているのかは分からないけど。 心が健康。言われてみるとそうかもしれない。 ご飯を食べれば美味しくて幸せだし、仕事をしたらお金をもらえてる上に誰かの役に立てて気分が良いし、温かいお風呂やシャワーは最ッ高に気持ち良いし、お布団に入ったら至高の幸せ。優勝。街中を歩けば美しい風景が沢山あるし、毎日最高ではないか?今日も最高だった。明日も楽しいといいね。と思って毎日を生きている自己肯定モンスターなんですよ、ぼく。 これ、ぼくが鋼鉄の心を持っているだとか、人よりストレス耐性があるとかではなくてですね、ぼくが自分自身に対して異常に優しくしてい
目の見えない人が、床に物を落として困っている。 見えにくい視力の方が、説明書の小さい文字が読めずに困っている。 そんなときも目の見える人―――例えばぼくが―――代わりに見て説明すればいい。遠く離れた場所にいる知らない人でも大丈夫。 今日は、そんな超絶すごい体験を作り出してるアプリの話です。 “Be My Eyes”というインターネット体験。 仕事中、机の上に置いてあるスマホが震える。“Be My Eyes”というアプリの呼び出し通知。ちょっと通話する余裕くらいはあるなと思ったら通話に出ればいいし、時間がないときなら他に時間のある人が出てくれるから自分が出なくもいい。 通話に出たら、スマホのカメラを通して目の見えない人から頼まれたものを見て説明する。 「説明書を読んでもらえませんか?電気の消し方を知りたくて。」 「ボタンを長押しすれば電気が消えるって書いてありますよー」 「床に落としたものを
『このマンガがすごい!2023』が出ましたね。 【✨公式発表!✨】 マンガ好きの皆様、大変お待たせいたしました! 『このマンガがすごい!2023』🎉 ランキングTOP10作品がついに大公開!!! 1位に選ばれた作品ははたして――‼ 2022年のマンガの総決算! 今年の「すごい!」マンガはコレだ!!https://t.co/WxBTjyHwDG — 「このマンガがすごい!」編集部 (@konomanga_jp) 2022年12月12日 去年1位は「ルックバック」で、一昨年1位は「チェンソーマン」。 今年は「さよなら絵梨」2位でしたね。タツキの漫画が凄すぎる(藤本タツキ作品はぜんぶ好きです)。 『このマンガがすごい!2023』に入った漫画も知らなかった作品が沢山あるので色々と読んでみよう。 それはさておき、ここのところビジネスっぽい話が続いたので、今日はちょっとユルく漫画の話をします。最初に
「間違いや失敗は悪いことではない」というのが好きで、口ぐせのように言っています。人生でも事業でもやってみたこと(結果は間違いだったとしても)から学べることは物凄い大きい価値があるからです。 あるとき「フジイさんはそう言いますけど、間違いや失敗って無駄じゃないですか。」と言われたことがあります。 なるほど、ハズレ馬券を買わずに当たり馬券だけを買えば確実に儲かる、完璧な作戦っスね―――ッ 当たりそうなことを選ぶのは悪いことではないのですが、実際のところハズレ馬券を買わないように当たり馬券だけを買うのが不可能なように、当たりそうな施策だけを実施するというのもまた不可能ですよね。 不可能なのですから、ぼくらはやはり間違いや失敗をすることを前提に物事を考えた方が幸せになれるんじゃないでしょうか。今日はそんなことを書きます。 行動量を増やすにしても「当たりハズレの確認を沢山する」のと「学習を積み上げる
生産性が低い組織ってかなり多いような気がしますよね。生産性が低い組織を作りたい人はいないでしょうから、生産性を良くするというのはとても難しいことなんだと思います。 生産性の低さの原因や要素は会社により色々ですが、「根本的にまずここを直さないと他を直してもどうにもならんよ」という基本があると思っていて、今日はその話を書きたいと思います。 会社内で情報を捻じ曲げるから生産性は下がり続ける(が、誰も止めようとしない) 相手や階層に合わせて情報を捻じ曲げると激しく生産性が落ちるのですが、その生産性が落ちることを率先してやっているのをよく見かける気がします。 作業者に対しては達成したいことやKPIの背景を隠す。 偉い人に上手くいってると思ってもらえる伝え方をする。 課題や難しい点があると思っても言わない。 これをやっていると社内の情報流通の速度が落ちます。情報を共有するのに生の情報を伝えることができ
最近、社内会議におけるチーム内コミュニケーションについて興味が高まって、自分なりに調査や仮説検証をしています。 会議のない会社はほぼないと思いますし、チーム内のコミュニケーション設計として会議を重視して手を入れる会社ってこれから激増するんじゃないかなーなんて考えています。 で、今日は「会議の減らし方」について。チーム内での情報流通を強化することより会議を減らす方が偉いと思ってる人がいると、結果的に上手くいかないんじゃないか、ということを書こうと思います。 会議が少なく、上手くいっているチーム 色々なチームを観察していると、会議が少なくても上手くコミュニケーションできているチームもあれば、逆に会議が少ないせいで上手くいっていないのでは?というチームもあるように見えます。 さて、どこにその差があるんでしょうか。 まず会議が少なく業務が上手く回っているチームは「会議を減らすこと」にそれほど固執し
12月ですね。しわーっす!(挨拶) 年末になると募金・寄付の話題が盛り上がりますね。 貧困や災害で困っている人や支援団体へ寄付することもあれば、自分に関わりの強い領域への寄付も良いかと思います。 寄付は強制されるものではないので、しないという判断も含めて自由で良いと思いますが今日は「こんな寄付先もあるよ」という話を書きたいと思います。 Let's Encrypt(レッツ・エンクリプト) ぼくはちょくちょくLet's Encrypt に寄付しているんですが、 Let's Encrypt から寄付のお願い来た。 "30億を超える証明書の発行やセキュリティ改善への取り組みまで、寄付者がそれを可能にしています。私たちは100%寄付による資金で運営しています" 寄付するよhttps://t.co/RerCQQVrx0 — フジイユウジ (@fujii_yuji) 2022年12月2日 多くのサイトが
プロダクト設計にかかわるひと、プロダクトマネージャーやマーケター、UXデザイナーがデータやアルゴリズムにどう向き合うか、Twitterが興味深い題材だなと思ったので、今日はその話を書きます。 また、Twitterの話ではありますがイーロン・マスクどうこうというのは1mmも出てこない、プロダクト(サービス)の話です。 Twitterに怒っている人は沢山いる(イーロンマスクの話ではないです) Twitterの何が興味深い題材かをまず説明します。 少し長いですが、最後の問いかけまで読んでいただけたら嬉しいです(問いかけをしたいだけで答えは書いてありませんからあしからず)。 Twitterには「ホーム」表示というのがあって、ホームにすると「あなたはこれ興味あるんじゃない?」と機械学習によるリコメンドされた投稿(トップツイート)が表示されるようになり、時系列ではなくなるのですが、実際のところいまのT
いつもフジイユウジ::ドットネットを読んでくれている皆さん、ありがとうございます。ここ最近で読み始めてくれた人もありがとうございます。 今日は、いんたーねっつが好きな人向けの記事を書きます。このブログに「ビジネス的お役立ち」を求めている人はごめんなさい。ここ数日マネジメント系しか書いてないからそういうお役立ちを期待してくれたひとホントごめん。それはまた今度ね。 今日は「私ごと」を書いていく日なのです。 私ごとながらご報告させていただきます。この度12月5日でこのブログを始めて15年になりました。 さて。15周年だよー。 このブログが始まった年に生まれた人は15歳になって、20歳だった人も35歳になるくらいの期間です。初対面の方から「ブログ楽しみにしてます」って言ってもらえることも年に何回かあって、長く続けていると楽しみにしてもらえるんだなあと嬉しくなります。 10周年の記事で「これまで30
このブログでも、ぼくのTwitterでも「仕組みで解決していくしかない」とか「マネジメント頑張る」ということをよく書いているのだけど、あるとき「仕組みで解決ってどういうことなんですか?」と質問されてハッとしたことがあります。今日はそのことを書いていこうと思います。 そのひと曰く、仕事上の問題は個人ごとに感じ方や問題の観点、解決したいやり方が違う。だからその個人個人の感じるポイントややり方に合わせて個別具体的に解決していくものではないか、仕組みで解決なんてできることは少ないのではないか、と。 仕組みで解決というものに対して懐疑的というかむしろ否定的な人は多いなあと感じてはいたけれど、この質問をもらったことでそう感じる人が多いのは何故か、どう説明すべきかをより深く考える良い機会になりました。質問してくれたひとありがとう。 今日は「仕組みで解決する」と何が良いのか、「マネジメント頑張る」というの
「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」を買ったら、注文ミスして2冊頼んでしまったんだけど、結果的にはむしろ2冊買ってよかった、という話を書きます。 「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」 ( @paradisemaker 著)が届いたー。 なんか注文ミスって2冊届いたけど、1冊は誰かに読ませるとき用にしようw pic.twitter.com/evnrXtssm8 — フジイユウジ (@fujii_yuji) 2022年11月10日 制作/開発をするメンバーはいるけどプロジェクトマネジメントは得意ではなくて雑になってしまっているという制作/開発会社も多いと思うのですが、僕もそういう会社からどうしたらいいのか相談されたり、PMの育成の話をすることがあります。 (肩書としてPMだったことはないんだけど、僕も20年くらいPdM的な仕事をやってるんで相談されることがそれなりにある
チームで仕事するってとても良いですよね。 色々なタイプの人たちが色々なスキルをもって集まることで個々人ではできない成果を出せる集まりになっていくのでぼくはともかくチームで仕事をすることが好きです。 ただ、人が集まると色々なことが単純ではなくなってしまう場合もあり、今日はそんな「ニンゲンはむつかしむつかしだね」という話を書きます。 人が増えることでチームや事業に致命的状況が発生するのはどんな時か 人が集まると色々なタイプと一緒に仕事をすることになります。 「前提条件や達成すべきKPIや期日は決まっているが、その範囲ならば方法は問わない」という裁量のある仕事でないと力が発揮できない人もいれば、逆に判断する幅のある仕事が苦手で具体的に決まった業務をバリバリやるのが得意な人がいたりします。 当たり前ですけど定型業務が得意なタイプに「やり方や作業内容を伝えず、方向性や達成してほしいKPIや期日だけを
今日はチームメンバーのオンボーディング時の作法、チームでの仲間の受け入れまたは受け入れられについて書きたいと思います。 ここ最近、ぼくは自分で会社をやりつつ、色々なスタートアップや事業会社にも入らせていただいて一緒に事業をやったりプロダクトを頑張ったりマーケティングをアレコレしたりしているのですが、その関係もありチームメンバーを沢山迎え入れることもあれば、新しいチームに迎え入れてもらう側ということもあります。一般的な人よりも両方のオンボーディング機会が多い人生を歩んできました。 そこで気づいたことというか、経験してみて考えたことを書いていこうと思います。 つよつよ人材が有名企業から来てくれたけど特に活躍しないで消えていくあるある GAFAや有名な企業・スタートアップで働いていたとか、いわゆる「つよつよ」とされる人。当然「つよつよ」と言われるのだから優秀であると認識されていると思います。 で
今日もSlackでBizDevチームの成果がド派手に報告された。 祝いのスタンプやマッチョな腕のスタンプ、クラッカーのスタンプがド派手に並び、イカれたオウムのスタンプが景気よく震え「凄い!!!!」「◯◯さんのおかげです!!」「ヤッター」という仲間からの称賛リブライが並ぶ。 毎週のようにSlackに勢いのある報告が積み上げられていく。 しかし、今期1Qのキックオフで経営陣が示したようなことは起きていないような気がしてならないし、なんならその話はなかったことになっていて誰もその話題に触れようとしない。そして先月も先々月も強い経歴のメンバーが辞めた。 心のどこかで優秀な人から抜けているのではないかと考えてしまう。しかし、チームを牽引するマネージャーが1on1のときに「彼は言うことは良かったんですけどウチに合わなかった」とか、ぽろっと「思ったよりできない人でしたね」と言ったりした。確かにそうかもし
タイトルにも書いていますが、Google Analytics(UA)がもうすぐ使えなくなるんですよ。 GA4っていうのになるらしいんですが、自動で切り替わったりしないし、何もしてないと単に使えなくなるんですよ。知ってました? ※追記※2023年になって 自動的にGA4プロパティが作成されることになりました。しかし、むしろ手動ではないことで混乱しているようです。切り替えではなくGA4プロパティが追加されるんですが、そのデメリットについてはググって調べてね。 (UA)っていうのはGA4ではない、これまで使われてきたGoogle Analyticsだと思ってください。やや正確ではないのですが「GA4という最新版ではないGoogle Analyticsはすべてサービス終了される」くらいのイメージで捉えてもいいです。 業務で関わってる人たちからはGA4移行についての記事やツイートがたくさん流れてきま
世界がコロナ禍になってからというもの、あまり新しい人との出会いがないのでMeetyという面談サービスで誰かの話し相手になるということをはじめた。 (僕のこと知らない人でも誰でもOKです、どうぞお気軽に) そこでよく出るのは「フジイさんって何者なんですか」という質問。 というか、よくよく考えると一緒に働いている人からすらも「フジイさん何してる人なの」と聞かれたことが今年になってから何回もある。何回もだ。 自分が何者かなんて僕が一番知りたいよ いや、しかし確かにブログやTwitter、SNSの投稿を見ているだけだと僕が何をやっている人なのか、まったく分からないかもしれない。インターネットサービスやテクノロジー、マーケティングやら組織論、プロダクト開発とかロジスティクスの話ばかりしているぐるぐる模様。 かなり前から、Twitterのbioやセミナー登壇の自己紹介で「いんたーねっつになりたい」と書
最近は組織づくりや経営よりも、PdM的な動きが多いフジイです。こんにちは。 それはそれとして、もう少しブログを更新できるようにしたいので今日はリハビリ的に組織づくり・会社経営ネタの軽いやつを書きます。 『ビジョナリー・カンパニーZERO』を読んでいたら、こんな一節があってめちゃめちゃ共感した、という話です。 社内に派閥や緊張関係があるときには、「橋渡し役」になろうなどと考えてはいけない。橋渡しをする代わりに、すべての派閥を一室に集め、問題を直接話し合ってもらうべきだ。 どんな会社にも、自分で直接問題を解決しようとせず、不満があると母親か父親のところに走ってくる子供のような態度をとる社員はいる。そのような行動を助長してはならない。 これ、めちゃめちゃ重要だなと思うのですね。 組織が固まっていない少人数のときにマネジメントや経営者がやってしまいがちな人間的な過ちに対して注意を促しています。 ビ
こんにちは。WEBサービスやらECサイトやらメディアやらを作ったり運営したりしているフジイと申します。 インターネットになりたいって言いまくっていたら「いんたーねっつさん」って呼ばれます。まだなってないけど。 Clubhouse、このまま流行ると思いますか? 2021年1月、Clubhouseというサービスが流行りはじめていて、日本のスタートアップやインターネットのサービスに関わる人たちがみんな(招待制のため)自分もやりたい、招待枠を誰か持っていませんか、とワイワイしているのが観測されます。 Clubhouseはどんな体験ができるのか、従来サービスと何が違うのか————は、すでに多くの業界人がブログやnoteで書いているので、僕は書きませんw 今日はインターネットの話をしたいと思います。 (タイトルと見出しは釣りだ。すまんな) 招待されなかった悲しみからか、招待されて見に行ったけど楽しめな
インターネットが好きだ。 今日はなんとなく区切りの日だから昔話を書きたい気分なので昔話を書きます。 バリバリの散文なので読んだ人が得をすることはないと思うけど書いてみる。ところでバリバリの散文ってどんな文なんでしょうね。 ブログをはじめて13年ほどになる。Twitterは始めるのが少し遅かったので11年くらい。 初めてインターネットに繋いだのは多分25年か26年くらい前で、最初の個人サイトを立ち上げたのはそれから2年後くらいだったと思う。 僕よりもインターネット歴の長さも深さもディープなひとは沢山いるだろうけれど、まあまあインターネット老人である。 最初に買ったインターネットに繋がるPCは富士通のやつで、当時の僕にとってはかなり高い買い物だった。 (脇道にそれるがインターネットに繋がらない最初のPCは小学生のころ父親が会社で使わなくなったPC-8001Mk2を貰ってきてくれたやつで、カセッ
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