Haskell 上で,モナド等を使わず素朴にプログラミング言語を作ってみます. 構文規則 このプログラミング言語には,"変数","定数","式", "文" が存在するとしましょう. 変数 変数は A, B, C, D, E, F の 6 つを用意します. 変数には値を代入したり,式として使うことができます. ただし,今回は変数に代入できる値は整数値のみとします. 定数 定数は C0, C1, C2, C3, C4, C5, C6, C7, C8, C9 の 10 個を用意します. それぞれ整数 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 を表す定数です. 式 式は次の 4 つのいずれかからなります. 変数 定数 式 + 式 式 - 式 例えば変数 A や定数 C0 はそのままで式になりますし,A + B や D + C5 なども式になります. +, - は単純に式の値を足し算