SpringFrameworkには、Spring管理下にあるインスタンスの実行を「イベント」として登録し、イベント発行で実行を制御できる仕組みが用意されています。使うのも単純ですし、SpringBootでは非同期処理にもできます。今回はSpringBootで非同期イベントを使った非同期処理の実現例を記載します。 動作環境 Java 11 SpringBoot 2.3.1 イベント駆動処理に必要なこと 以下3つの作成が必須です 処理実行に必要なパラメータ類を渡すEventクラス イベントを起動させるPublisherクラス イベントを検知して処理を開始するListenerクラス 実装例 今回作成するイベント:呼び出し元のクラスから文字列を受け取り、ログに出力する イベントから受け渡す文字列を格納するクラスは以下を用います。 import lombok.AllArgsConstructor;