今回は軽い話(笑) 2013年の2月にこんな記事を書いたのを思い出した。 「TCPの再送タイムアウトを制御したい」 ざっくり、Webサーバのインターネット側とバックエンド側で、TCPの再送タイムアウトを変えたいような場合に便利に使える機能である。TCPのコネクション単位で、ミリ秒単位で再送をあきらめるタイムアウトを指定できる。 この機能以外では、/proc/sys/net/ipv4/tcp_retries2 に値を設定して調整するしかなかった。これはシステム全体に一様に効いてしまうほか、だんだん長くなるリトライ間隔を足しあげて調整するしかない。 ちなみに、tcp_retries2 については int128 さんのすばらしい記事があるので、興味があれば読んでみてほしい。 「TCPカーネルパラメータによる障害復旧時間の短縮」(by int128さん) さて、この機能はlinux 2.6.37