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大谷翔平
soukyokusho.com
さて、すっかりサボっていたブログの更新ですが、ここ最近の生活について少し思いついたことを綴っていきたいと思います。 安定したというお墨付きをもらって以降、本当に特に気分が乱れることなく過ごせています。 ごくたまに、寒い日が何日も続いた後に少し「あれ?今日は少し変だな?」って日はありましたが、1時間も運動すればすぐに元通りになってしまう程度の変化でした。 そのくらいの調子の悪さなら、健康な人にだって起きますよね? なので、安定した生活をキープ出来ていると言ってよいと思います。 今でも、睡眠覚醒リズム表をつけていますし、日記も欠かさず書いています。 特に、睡眠リズムが狂うことは黄色信号なので、細心の注意を払っています。 また、私の場合は気圧の変化に弱いため、特に冬の寒い日や日照不足が続いた後などは変化がないか、自分の体調を注意深く観察しています。 そうして日々記録をし続けることで、診察時にもス
さて、前回は混合状態の経過の話をしました。 今回はその続きです。いよいよ躁が出現します。 グラフで当時の状況を表してみました。 波の高い位置が正常範囲を逸脱しているのが分かるでしょうか? また波の低い位置(うつ)でも正常範囲なので、この頃はひたすら躁が目立っていた時期でした。その頃の話です。 混合状態の私は、ある日は調子が良くてまたある日は調子が悪くて、 また、朝起きた時は調子が良くても2時間後には調子が悪くなってたり、死にたくなったりしていました。 そんな日々がいつまで続くんだろうなぁ…と心配していたら、突然変化が起きました。 ある日、朝から調子が良くて「今日はいい感じだな~」と思っていたのですが、その状態がどんどん加速していく感覚に襲われました。 「あれ?今日は変だぞ?どんどん楽しくなっていく。おしゃべりも止まらない。ずっと喋ってたい!」 今まで、自分が双極性障害だとイマイチ信じられな
さて、今回から、回復期に入ってからどのように過ごしていたかを綴っていこうと思います。急性期から一つ進みました。 回復期を図に表すとこのようになります。 急性期と比較すると明らかな違いがあるのがわかるでしょうか? 波の底辺の位置が少し上がっているのがわかります。そのため、全体に波が押し上げられて、波の高いところが正常範囲にかかってきています。 これが回復期です。 急性期はおよそ3か月くらいだったと思います。 その間に、会社員が向いていないとわかり、会社を辞めることを考え始めたのが急性期の終わりごろでした。 回復期に入って、さっそく会社を辞めることを真剣に考え始めます。 この頃はだいぶ判断力も回復してきたので、『決断』しても大丈夫だろうと主治医のお墨付きもありました。 『決断する』という作業も、急性期の時には絶対にしてはいけないことのひとつでした。 急性期は判断力が鈍っているので、その時に周り
前回の続きです。 前回は会社が嫌いで行きたくなくなるも、どうにか持ち直して仕事に精を出していたところまで書きました。 その後、落ち着いた日々を過ごしていたのですが、 ある日、社内で大炎上プロジェクトと化していたある仕事に私も駆り出されることになってしまったのです。 ここからが地獄でした。 専門外の仕事を手伝わされて、右も左もわからず、一から覚えさせられました。 でも、じゃあ本業の仕事をやらなくていいかと言われたらそんなことはなく、本業の仕事も今まで通りやってね、と。 いやいや、無理だから! 本業だって暇なわけじゃなく、毎日やるべきことをきっちりこなしているから回っているわけで、それをできなくなったら当然今まで通りのスケジュールでは仕事量をこなせなくなります。 何かを変えなければ回りません。 そこで私は、自分の集中力を目一杯まで上げることにしました。 元々仕事中も黙々とやるタイプでしたが、更
さて、まずは双極性障害発症直前の様子について綴ってみようと思います。 これもとっても大事な部分です。双極性障害特有の症状のサインが眠っていたというやつです。 当時、私は会社勤めをしていました。 管理部門で働いていたのですが、実はその時すでに3社目の転職でして、 以前の2社は入ったもののどうも私には合わず、退職した苦い経験がありました。 今回は比較的順調な滑り出しで、会社もアットホームで人間関係も良好で、何の問題も無いように思えていました。 しかし! ある日、事件は起きます(ちょっと大袈裟w) 実は、私は前の2社もそうだったのですが、入社して半年ほど経つとまず最初の限界の山が来て、「この会社はダメだ!私には合わない!もう辞める!」となってしまい、ただ半年で辞めるのはどうなのか?と思いとどまってその後も頑張ろうとするものの、結局1年後には限界を向かえてついに退職する、という流れがありました。
前回までで、ついに双極性障害(躁うつ病)と診断されるに至りましたが、一連の流れを文章でつらつらと書いてしまったので、少し分かりにくかったかもしれません。 そこで、今回は、『起きていた症状』に着目して、書いていこうと思います。 その前に、まずは双極性障害という病気がどういう病気かについてわかりやすくまとめてみたいと思います。 双極性障害(躁うつ病)というように、2つの極(【躁】と【鬱】)がある病気です。必ず2つの病態があります。 双極性障害の患者さんは、はじめて病院を受診する際は、調子が悪いと自分も周囲も自覚しやすくわかりやすい【鬱状態】の時に受診する人が多いので、『うつ病』(単極性うつ病。一般に知られているうつ病のこと。)と誤って診断されるケースも多くあります。 それがこの双極性障害という病気を難しくしている要因です。 まれに、躁状態が激しく、明らかに異常がみられると周囲に思われて病院を受
前回までで、発症前(双極性障害と確定診断される前)までのことは記述し終わりました。 そして、双極性障害とは何なのか?についてまとめてみました。 私が病気になってから調べまくった知識を総動員して書きましたので、かなり詳しく書いてあると思います。またわかりやすく伝えることも意識して、要所要所にリンクも貼ってありますので、そちらも読んでみるとより双極性障害という病気のことがわかると思います(^^) さて、今回は、双極性障害の発症直後からどのようにして回復していくのか?を考えてみたいと思います。 以下の図は、うつ病治療からの回復の説明をする際によく使われる図です。 呼び方は様々ですが、【急性期・回復期・維持期】と3つの段階を経て回復していく、というのがうつ病治療の大前提です。 では、双極性障害はどうなのか?どうやって治っていくのか?というと、 うつ病治療のように言及されていないものがほとんどなんで
さて、急性期の症状と経過について振り返っていこうと思います。 急性期は、双極性障害と確定診断された頃から3か月くらいの間だったと思います。 その間の私はグラフで表すとこんな感じです。 正常範囲に収まっていれば、発症もせず日常生活が送れていると考えてください。 それが、この急性期の時期は、正常範囲以下、しかも波が高いところでさえ(躁状態でさえ)鬱の範囲内ということです。 つまり、うつ状態しかありません。 そう、この急性期の私を振り返っても、うつ状態が酷かったという記憶だけです。 この頃の私に出ていた症状は、 朝起きられない 起きてもめまいがして体を起こしていられない とにかく寝ている 疲れやすくて一日の終わりにすごく疲れている 心から楽しめない 激しい頭痛 食欲不振 胃痛 日付の感覚が分からない(来週の予定を言われて「なんで一か月も先の話してるんだろう?」と感じたり、反対に来月の予定なのに「
さて、前回急性期に起きていた症状に特化して記述しました。 soukyokusho.hatenablog.jp 急性期はひたすら鬱でした、と前回書きました。 まさにこんな感じです。 正常範囲にまるでかかっていません。波の高い位置ですら鬱です。 そんな状態の急性期を、私がどんなふうに過ごしていたかを綴っていこうと思います。 正直、この頃のことを思い出すのは苦労しました(^-^; 私は双極性障害と診断されて、まず2か月間会社を休職することになりました。 soukyokusho.hatenablog.jp まぁ、2か月でなんて絶対治らないんですが、今となってはそう思いますが、当時は 2か月という休職期間を突き付けられて「なんて長いんだ」と絶望したのを覚えています。 だって、せいぜい休むのは1か月程度かと思っていましたので、2か月も休まなきゃならないほど自分は悪いのかと現実を突きつけられて絶望的な気
回復期に起きていた症状について綴っていこうと思います。 回復期を図で表すとこのようになります。 急性期との違いが分かるでしょうか? 急性期はひたすら鬱状態でしたが、回復期になると調子のいい時は正常範囲に入ってきます。 波の底辺も急性期の頃より上がっていますので、症状名が同じでも、症状の出方が弱かったり、緩やかになるようになってきます。 回復期に出ていた症状を書いていきます。 鬱状態 頭痛 胃痛 朝起きられない 頭が働かない 判断力が鈍る 一度にたくさんの情報量があるとパニックになってしまう 不安になって泣く 躁状態 遠出をする 家事を3つ以上したがる 薬は飲まなくてもいいんじゃないかと思う 一つずつ見ていきます。 ・頭痛 これは回復期の特に前期におきていました。会社に退職の申し出をして以降、体調が一気に悪くなって、それまで安定していた体調が2か月前に逆戻りしました。 その際に頭痛も復活しま
さて、前回の続きです。 回復期の特に前半について綴っていきます。 私が回復期と呼んでいるのは1年半程度の期間です。前期というのはその最初の5カ月間を指しています。 波の底辺では正常範囲を外れた鬱の中にかかっていますが、波の高いところ(躁状態)は正常範囲の中です。 なので、躁であっても、「調子がいい」程度の躁なので、本人も躁であることに気づかないのです。 前回、会社を退職して、会社に退職を申し出たストレスの反動で、鬱に逆戻りした話をしました。 その続きです。 晴れて無職になった私は、やっと胃の調子も戻ってきたことだし、しばらくは落ち着いた生活をしようと思っていました。 ですが、そんな時に知人から仕事を頼まれます。 私の状態は知っていたので、その上で頼まれたので、まぁそんなに難しいことじゃないんだろうと思って引き受けたのですが、これが間違いでした(苦笑) 期間は1週間程度だというので、主治医に
さて、前回まで回復期の前期の症状と、どのような経過を辿ったかについて綴ってきました。 今回はその続きです。 おさらいしますと、 急性期を休職して過ごすものの、会社員が決定的に向いていないことが分かり、会社を退職する決意を固めて意を決して会社に退職しに行ったら、その直後ストレスでうつ状態に逆戻り。体感的に体調が2か月前に戻ってしまった感じだったけれど、知人に仕事を頼まれて1週間だけということで引き受けた。その仕事中も鬱もあり、でも病気になる前の私のように仕事で来た時間帯もあり収穫もあった。その後、仕事の刺激で躁に転じてしまい、家事や運動をしすぎている状態になってしまっていた。 というのが前回までの回復期(前期)でした。 今回から回復期(中期)編です。 躁になっていっていると気づかずに、ただ毎日調子いいな~と思っていた私は、のんきに過ごしていました。 「今はやりたいことは何でもできるし、体も動
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