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zenn.dev/wsuzume
読みやすいコードとは何か 読みやすいコードとは、脳に負荷がかからないコードである。脳に負荷がかからないコードとは、人間の脳の特性に配慮して書かれたコードである。したがって読みやすいコードを書くには、まず人間の脳の特性を把握する必要がある。読みやすいコードの特徴は、この人間の脳の特性から論理的に導かれる。 また、「コードを読む」とは過去から未来への情報伝達、または自分から他者への情報伝達であり、情報理論における以下の2つの数学的原理にも支配される。 頻出する情報には共通の符号を割り当てることで情報を圧縮することができる。 失われた情報を復元することはできない。 この記事に書かれた内容はプログラムに止まらず、ドキュメント、記事の執筆など、プレインテキストによって情報を伝達する際には一般に適用可能である。 もしもこの記事を読むのが面倒であれば、以下の5つだけを覚えておけばよい。 ひとつの処理の単
Linux には /tmp という一時ファイル用のディレクトリがあるので tmp は許容範囲である。というか日本語読みなので英語圏にこのネタは通じない。cng, mng, unk も同様である。cnt は英語圏でも普通に使われる変数名のようで、ass や anal ほどの忌避感はないようである。 最悪な変数名は anal_check や anal_insert である。from anal import * も芸術点が高い[1]。 叩いた回数の累積などを cumshot(「射精」のスラング)にするのも割と最悪みがあるようだが、日本人にはあまり伝わらないという意味でそこまででもない。 以下、改善案。 変数名 改善案 理由
髪の手入れ?地獄だよ。考えたくもない。 —— 『葬送のフリーレン』 —— Docker のプロキシ設定は割と地獄 企業のプロキシ下にあるサーバーなどで Docker を使う場合は正しくプロキシ設定をしないと外部へのアクセスが通らないため、イメージを pull できなかったり build 中にコケたりする。 この設定というのが『Docker behind proxy - setup nightmare』という issue が立てられ「現在の公式ドキュメントは客観的に見て間違っています」と書き込まれるほどの魔境である(2024/05現在)。 ChatGPT-4o とやらがどれだけ優秀か知らないが、公式ドキュメントが不十分である以上、いくら質問しても解決することはないというタイプの沼であり、私も既に 100 時間は溶かしているだろう。 ほとんどの企業では既に社内に誰かが Docker 入りのサー
誰もがその戦いの背景にある歴史の深淵と人々の覚悟を見誤っていた。開戦初日に決着が付くと高を括って鼻歌混じりに筆を取った私は、気が付けば夏休みの8割を喪失し、すべての指が腱鞘炎で悲鳴を上げる中で参考文献の海に這いつくばっていた。 —— Josh Nobus —— ぜんぜんわからない 俺たちは雰囲気で REST をやっている 何度調べてもなんだかよく分からない概念ランキングの個人的 Top5 に入る言葉。 それが「REST」だ。 いろんな Web サービスの REST API はよく使わせてもらっているし、REST API が何かと聞かれれば「その Web サービスの機能を HTTP リクエストで呼び出せる API エンドポイントのことだよ」みたいにそれっぽくお茶を濁すことはできると思うが、じゃあ自分で RESTful なサービスを作ってみろと言われたら私は作れない。作れなかった。 だってどん
発端 @fumieval 様のツイート。 空の配列を渡したら True を返すべき この関数に空の配列を渡したら True を返すべきである。仕様によるとか状況によるとか相談すべきとか例外を返すべきかもといった意見もあるようだが、議論の余地がないレベルで True を返すしかない。最大の理由は 「True を返さないと、空集合があらゆる集合の部分集合になるというルールに矛盾するから」 である。これは数学における集合論の定理のひとつであり、「これを認めないとそれに連なる集合論のすべてが瓦解する」というルールのひとつであって、認めない相応の理由があるとすれば「数学のもっとも基礎的なルールのひとつを覆してでも実現しなければならないことがある」という次元での話になる。 少なくとも私は 10 年以上プログラミングをしていてそんな状況に遭遇したことはない。 【2023/06/01 追記】 数式がわから
ツッコミ一覧 重要度順にならんでいる。後ほど、それぞれについて質問例、質問の意図を示す。 Who? Whom? 誰に向けて話すのか Why? なぜこの提案をしているか So what? What the purpose? 結局なにがしたいのか When? Where? いつどこで重要になるのか How? どうやるのか/どれくらいXXなのか Who? Whom? 誰が得するの?誰に向けて話してるの? 最重要。面と向かって聞かれることはないが、発表の前提としてこちらがきちんと想定しておかないといけない部分である。 聞き手はその発表に何を期待しているのか? 聞き手はどれくらいの知識レベルか? 聞いてくれた相手に何をしてほしいのか? などなど。 Why? なぜあなたの話を聞くべきなの? 最重要。実際聞かれるしこの質問だけは「考えたことなかった」が許されない。どれだけ時間がなくてもこれだけは考えてお
はじめに 機械学習で予測モデルを作るときは データの分割 データの前処理 予測モデルの学習 クロスバリデーションによるハイパーパラメータチューニング といった手順を踏む必要がある。慣れるまではこれらの手順に対応する scikit-learn のクラスをひとつひとつ呼び出して自分で一連の処理をやってみるのが勉強になるが、慣れてしまうと似たような手続きを毎回書くのは非常に面倒くさい。 scikit-learn には、この一連の処理を簡潔に記述するためのパイプラインの仕組みがあるので、その使用方法について説明する。 一連のコードは Google Colab 上にアップロードしてある。 データの分割 これは人間が管理すべき問題なので、自動化もやろうと思えばできるだろうが、人間がいちいちやったほうがよい。機械学習をやるとき、データは基本的に 訓練データ 教師データともいう。予測モデルを学習させるため
何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる。 ── 暁美ほむら ㅤ ⚠ 足りない設定や推奨設定あったらコメントで教えてください。設定用スクリプトに追記します。みんなで楽しましょう。 SSH とは Secure SHell の略。サーバーのシェルにリモートから安全にアクセスするための仕組み。安全にとは、 鍵を持たない第三者はアクセスできない 第三者は通信を盗み見ることができない ということを意味する。scp コマンドや sftp コマンドを用いて SSH 接続を介した安全なファイル送信も可能であり、リモート作業で非常に重宝する。 環境 サーバー:Ubuntu 20.04 LTS クライアント:なんか適当なシェル 方針 ED25519公開鍵暗号を用いた SSH 通信 SSH のポートを変更してファイアウォールの設定もする ファイアウォールの設定方針は デフォルトですべての incom
LaTeX環境をDockerで構築 先人たちが作ってくれた環境を組み合わせたり若干修正したりまとめたりしたものです。 本記事では Docker についてまったく知らない、という方のために Docker についての基本的な解説や簡単なチュートリアルも行っています。というかそれがほぼすべてなので Docker わかる人は本記事を読む必要はありません。GitHub のリポジトリの README や Dockerfile を読んだほうが早いです。 tl;dr 以下のコマンドで arXiv 風のサンプルがコンパイルされます。 $ git clone https://github.com/wsuzume/docker-alpine-texlive $ cd docker-alpine-texlive $ make pull # or $ make build $ make sample 他のテンプレー
数学記号記法一覧 普段私が用いているルールに則った記号・記法の一覧。私の専門の都合上、情報系の機械学習・数理最適化(線形代数、微積分、微分幾何など)に偏っており、プログラミング言語理論(論理学、圏論)や暗号・符号(群、環、体)の方面はほとんど書いていない。 本記事の内容のほとんどは一般的な表記に則っているため、他の本や論文を読むときに索引してもよい。 記号についてあまり詳しい解説はしない。 実際に表示される記号 なんという名前の概念に対応しているか LaTeX コマンド などを書いておくので、わからなければ各自調べてほしい。 数学記号記法一覧(集合・線形代数) ← いまここ 数学記号記法一覧(解析学・テンソル解析) 数学記号記法一覧(文字装飾・ギリシャ文字・飾り文字) 次 → 数学記号記法一覧(解析学・テンソル解析) Acknowledgement @Hyrodium 様、@Naughie
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