米グレンデール市(カリフォルニア州)で慰安婦像の撤去を求め活動している南カリフォルニア大学元教授の目良浩一さんによると、米国において「慰安婦=性奴隷説」は依然、蔓延(まんえん)しているそうです。 実際、15日に米サンフランシスコ市内に抗日記念館を開館した中国系団体の次なる目標は、同市議会で慰安婦像(碑)設置を支持する決議案を採択することだといいます。慰安婦問題を特集した本紙連載「歴史戦」の英日対訳版『History Wars』では、彼ら中国系団体のねらいを詳述しています。 そもそも「歴史戦」の連載をはじめたのも、中国系などが流布してきた「慰安婦説」に対抗する必要があると考えたからでした。戦後70年は終戦の日で一区切りつきましたが、まだまだ「歴史戦」は続きます。(編集局次長兼政治部長 有元隆志)