競争力ランキング、日本9位に後退 政治家の信頼45位2008年10月9日0時0分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=土佐茂生】世界の政財界の指導者が集うダボス会議の主催者、世界経済フォーラム(本部・ジュネーブ)は8日、今年の世界競争力ランキングを発表した。調査が米国発の未曽有の金融危機発生前だったせいか、経済の生産力の高さなどを評価されて米国が昨年に続き1位となった。アジア勢ではシンガポールが5位、日本は昨年より順位を一つ下げて9位だった。 世界134カ国・地域の統計をもとに、各国の経営者ら約1万2千人以上のアンケートと組み合わせ、インフラ整備やマクロ経済の安定、技術力、市場規模などの項目を指数化して、総合的な競争力を算出した。 日本は技術の革新性や、科学者・技術者ら人材の能力の高さなどで評価を得た。一方、政府が抱える巨大な負債が129位、政府財政赤字が110位、農業政策にかかる費用が