大阪市教委の顧問に就任し、質問に答える柳本晶一氏=18日、大阪市役所、竹花徹朗撮影 【聞き手・阿久沢悦子】部活指導の暴力問題で改革を迫られている大阪市立桜宮高校の指導体制の刷新をめざす市教委は18日、元女子バレー全日本監督の柳本晶一氏(61)を「桜宮高校学校改革担当」の顧問とする人事を発令した。「復活請負人」とも呼ばれる柳本氏は、桜宮をどう再建するのか。話を聞いた。 ■理不尽な経験 暴力に頼ってしまうのは、短期間で成果をあげなければと思う時です。僕は全日本代表としてモントリオール五輪に出場後、新日鉄の選手兼監督になり優勝。期待され、35歳で地域リーグの日新製鋼へ。「日本リーグに上がり、短期間で日本一にならなければ」というプレッシャーで、思うように動かない選手に手が出たこともあった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無