前回児童ポルノ改正法案の表現の影響について書きましたが、それの続編というか、少しまた違う角度から社会倫理と表現規制の問題について考えてみます。 前回の記事はこちら。 児童ポルノ改正法案問題とクールジャパン問題と残酷なグローバリズム via Hays Code | Publish with Glogster! 倫理観・道徳と表現の規制で僕が思い出すのはやはり30年代から30年間ハリウッドを規制し続けたヘイズコードです。これはぶっちゃけ児童ポルノ規制も霞むくらいの厳しい規制でした。 ヘイズコードとはアメリカ映画製作配給社連盟が規定した自主規定。この自主規定が生まれた背景には政治的な圧力がもちろんあり、法によって規制される前に自ら規範を示すことで、介入をとどめようとしたのが狙いが言われています。当時のアメリカ映画製作配給社連盟の代表を務めていたのが共和党の政治家ウィル・ヘイズであったことからヘイ