ノーベル文学賞受賞を逃し、落胆する村上春樹さんのファンら(13日午後8時2分、神戸市中央区で)=金沢修撮影 13日夜に発表されたノーベル文学賞で、受賞を逃した村上春樹さん(67)にゆかりの神戸市のイタリアンレストラン「ピノッキオ」では、吉報を期待して集まったファンらが、肩を落としつつも「来年こそは」と夢をつなげた。 村上さんのエッセー「辺境・近境」に登場する店で、発表当日は愛読者らが集うのが恒例。今年も約20人の予約で満席になったが、インターネット動画中継で別の受賞者の名が読み上げられると、店内からはため息がこぼれた。 14歳の頃に村上さんの作品に出会ったという神戸市中央区の会社員女性(46)は「人生で迷いのある時に支えてもらった作品ばかり。残念だったけれど、また作品を読みながら1年を過ごして、来年の朗報を待ちたい」と話していた。
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