ノーベル文学賞受賞を逃し、落胆する村上春樹さんのファンら(13日午後8時2分、神戸市中央区で)=金沢修撮影 13日夜に発表されたノーベル文学賞で、受賞を逃した村上春樹さん(67)にゆかりの神戸市のイタリアンレストラン「ピノッキオ」では、吉報を期待して集まったファンらが、肩を落としつつも「来年こそは」と夢をつなげた。 村上さんのエッセー「辺境・近境」に登場する店で、発表当日は愛読者らが集うのが恒例。今年も約20人の予約で満席になったが、インターネット動画中継で別の受賞者の名が読み上げられると、店内からはため息がこぼれた。 14歳の頃に村上さんの作品に出会ったという神戸市中央区の会社員女性(46)は「人生で迷いのある時に支えてもらった作品ばかり。残念だったけれど、また作品を読みながら1年を過ごして、来年の朗報を待ちたい」と話していた。
ノーベル賞 山中氏への支援体制を手厚く(10月9日付・読売社説) 山中伸弥・京都大教授に、今年のノーベル生理学・医学賞が贈られることになった。 その栄誉を称(たた)え、心から喜びたい。 日本人が生理学・医学賞を受賞するのは、1987年の利根川進博士以来、25年ぶりである。 山中教授の授賞理由は、皮膚などの体細胞を、生命の始まりである受精直後の真っさらな状態に戻す「体細胞初期化」技術を開発したことだ。同じ分野の先達である英国のジョン・ガードン博士との共同受賞となる。 受精した細胞は、成長するにつれ、様々な組織や臓器の細胞に分化し、次第に老いてゆく。一方向にしか進まないこの過程を逆戻りさせたのが山中教授の研究だ。 画期的な業績である。山中教授は、2006年に成果を発表した後、毎年、ノーベル賞受賞者予想で筆頭に挙げられてきた。 6年でのスピード受賞となったのは、医療への応用に高い期待があるからだ
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