児童ポルノから子供を守る方策について検討している大阪府青少年問題協議会(座長=野口克海・大阪教育大監事)は26日、水着姿の子供が過激なポーズを取るなどした写真や映像を新たに「性的虐待の記録」と定義し、製造・販売や所持しないよう努力義務として条例で規定する答申書を、橋下徹知事に提出した。 こうした規定を盛り込んだ条例は全国初といい、府は来年2月、府青少年健全育成条例を改正する方針。 府によると、児童買春・児童ポルノ禁止法などでは、衣服を着けない子供の写真や映像の製造、提供を禁じているが、水着や下着姿の写真類は規制されていない。 答申では、児童ポルノ全般に関して「表現の自由の保障外」と指摘。水着姿などでの過激なポーズについては、「性的搾取・虐待される可能性が否定できない」として、自主的に所持などを控えるべきだとした。 また、18歳未満の子供に携帯電話を販売する際、有害サイトへの接続を制限するフ
【ワシントン=古川肇】インターネット上に氾濫(はんらん)する児童ポルノ対策として、政府はプロバイダー(ネット接続業者)など関連業者に対し、有害サイトの閲覧を強制的に遮断する「ブロッキング」の実施などの自主規制を求める方針を固めた。 ワシントンを訪問中の原口総務相が2日夜(日本時間3日午前)、同行記者団に明らかにした。 全閣僚による犯罪対策閣僚会議(主宰・鳩山首相)を来月中に開いて、ブロッキングを含む包括的な児童ポルノ対策を策定し、今年度中にブロッキングを実施することを目指す。 総務省は今月中旬にもブロッキングの法的課題を整理し、警察庁が違法性などを考慮して関連業者からのヒアリングも踏まえてブロッキングの対象とすべき有害サイトの基準とリストをまとめる。政府はこうした取り組みを踏まえ、業者側に自主規制の実施指針の策定を求める考えだ。 政府はこれまで、ブロッキングのあり方について、「児童ポルノ排
幼い娘の裸の写真を携帯電話で送信したり、いかがわしい行為をされると知りながら男に引き合わせたりしたとして、大阪、宮城、神奈川など8都府県の母親ら13人が昨年6月以降、相次いで摘発された。 背景には、児童ポルノの低年齢化に加え、小遣い稼ぎに目がくらんで感覚がまひした母親らの姿があった。 宮城県の田園地帯にあるアパートの一室。主婦(21)は「まさかこんなことになるとは」と言いながら、たばこの煙をはき出した。グレーのスエット上下に金色に染めた髪。第2子は臨月間近だった。 主婦は、1歳だった長女の裸を撮影し写真を販売したとして書類送検され、昨年12月に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造など)で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。 別居中の夫と一緒に暮らす引っ越し費用を工面するため、自分の使用済み下着を売ろうと2008年9月、携帯電話のサイトに投稿した。すると、「お子さんいらっしゃいませんか」と
児童買春・児童ポルノ禁止法をめぐり、民主、自民、公明の3党が、児童ポルノを個人が取得したり保管したりする「単純所持」を新たに禁止する改正案をまとめた。社民党などの了解を得た上で、今国会中にも提出することを目指す。 同法はすでに、児童ポルノの「製造」「販売」は禁止しているが、「単純所持」は禁じておらず、児童ポルノの拡散が止められない原因として国際社会から批判を受けていた。改正案では、性的好奇心を満たす目的で所持や保管をしたことが明確な者については「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」を科すこととした。 3党は今年7月には、「所持禁止」でほぼ合意に至っていたものの、総選挙で協議が中断していた。民主党には、「所持を処罰対象とすれば、捜査権の乱用につながりかねない」として慎重な意見が強かったが、過去に取得したポルノについては処罰対象から外すことで合意した。今後、慎重論の根強い社民党の了解を得
インターネットのファイル交換ソフト「eMule(イーミュール)」を悪用した児童ポルノ拡散事件で、埼玉県警が押収したわいせつ動画ファイルに、1週間で最大24万件の接続があったことがわかった。県警は児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)容疑で新たに東京都昭島市の男(36)から事情を聞いており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。逮捕者は3人になる。 県警は、ネット上でeMuleを使って接続できるデータファイルの中身と接続状況を監視。複数の日本人eMule利用者が、児童ポルノの動画ファイルをパソコンなどに保存し、ネットで接続可能な状態にしていることを確認した。県警は、これらの動画ファイルを押収し、一部の通信履歴を調べたところ、海外などから1週間で1本当たり9万〜24万件の接続があり、動画が世界中に拡散している実態がわかった。 捜査関係者によると、県警は、同容疑で逮捕した和歌山市、団体職員植田
インターネットのファイル交換ソフト「eMule(イーミュール)」で、児童ポルノの動画を海外のユーザーらに提供する目的で所持していたとして、埼玉県警が男2人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)容疑で逮捕したことがわかった。 世界中で広く利用されている交換ソフトによる児童ポルノの摘発は、国内では初めて。 ネット上の児童ポルノを巡っては、日本を含む世界74か国が連携して根絶に向けて動き始めており、今回の摘発もその一環。県警は、ほかにも関東地方の男数人の自宅などを同容疑で捜索し、押収したパソコンのデータの解析を進めている。 捜査関係者によると、逮捕されたのは和歌山市関戸、団体職員植田一石(27)、広島県三次市下志和地町、会社員宍戸満(37)の両容疑者。 2人は今年9〜10月、10歳前後の女児が映った児童ポルノ動画を、世界中の不特定多数のユーザーに提供する目的でeMuleの「共有フォルダ
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