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鳩山議員外交 危うい理屈で国益を損ねる愚(4月10日付・読売社説) 政府の中止要請を無視して強行した外遊が、相手国に利用される結果となった。事前に懸念された通りの展開である。 鳩山元首相がテヘランを訪問し、イランの核開発問題をめぐって、アフマディネジャド大統領らと会談した。 イラン側の発表によると、鳩山氏は大統領との会談で、国際原子力機関(IAEA)がイランなどに二重基準的な対応をとっているのは不公平だと語ったという。 鳩山氏は帰国後、「完全な捏造(ねつぞう)で、大変遺憾に思っている」などと記者団に語り、イラン側発表を否定した。だが、鳩山氏の訪問がイランの核開発の正当化に利用されたのは否定しようがない。 イランの核問題は今、欧米諸国が制裁圧力を強める中、イランと関係6か国の協議再開を控えた微妙な時期にある。鳩山氏の外遊が、欧米と協調する日本外交の足を引っ張ったのは、重大な問題だ。 政府は再
自民党は9日発表した次期衆院選マニフェスト(政権公約)の原案に「消費税(当面10%)を含む税制抜本改革と行財政改革の一層の推進」を盛り込んだ。 一昨年の参院選に続き「消費税10%」を掲げたのは当然だが、問題は社会保障と税の一体改革を実現し、国民に安心感を与えるメッセージとして、十分なものと言えるかどうかである。 原案を発表した全国政調会長会議では、地方代表から「消費税の指針を早く示すべきだ」とさっそく注文がついた。党内には「対案を出して成立させるべきだ」と、積極的に法案の修正協議に応じるよう求める意見も出ている。 国民が期待するのも、より詳細な消費税増税の内容や社会保障改革の全体像を提示することだ。野党でも重要政策実現に責任を負う「責任野党」の姿を谷垣禎一総裁はみせなくてはならない。 それだけに残念なのは、野田佳彦首相が消費税増税関連法案の審議入りに向けて申し入れてきた10日の党首会談につ
「人工衛星」と称する北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射問題を協議するため中国で開かれた日中韓外相会談は、北に自制を求める方針で一致したが、発射を強行した際の対抗措置で日韓と中国のすれ違いに終わった。 日韓が対北制裁強化を含む新たな国連安保理決議採択へ協調を求めたのに対し、中国の楊潔●外相が明確な姿勢を示さなかったためだ。 発射は安保理決議の明白な違反であり、これを厳しく罰するには実効性ある措置が欠かせない。 にもかかわらず、北の後ろ盾といえる中国の対応は極めて不十分かつ無責任だ。安保理常任理事国であり、「朝鮮半島非核化」を掲げる6カ国協議議長国でもあることを自覚し、国際社会への責任を明確に果たしてもらいたい。 外相会談で、玄葉光一郎外相は「発射は明確な安保理決議違反」とし、韓国の金星煥外交通商相も「国際社会の厳しい対応が必要」と主張した。だが、楊外相は「長い目で平和的に解決すべきだ」などとし、
宮崎県の幸島(こうじま)を流れる小川で、子ザルがサツマイモをころがしながら食べていた。その姿を見た三戸(みと)サツヱさんは、泥を洗っているのだと気づく。早速島でニホンザルの観察を行っている、京都大学の霊長類の研究グループに手紙で知らせた。昭和28年夏の出来事だ。 ▼1匹が始めた行動は、次第に群れに広がっていく。イモを海水につけて塩味をつけたり、海まで運ぶために直立歩行したり、手に握った麦を水に浸して洗ったりするサルまで現れた。「サルも文化を持つ」。この発見は世界に衝撃を与えた。 ▼小学校の教員をしながら、1人で3人の子供を育て上げた三戸さんと幸島のサルとの関わりは、戦前にさかのぼる。幸島の自然にほれ込んだ父親は、昭和9年に幸島がサルとともに天然記念物に指定されたときの功労者だ。占領下、子ザルをペットとして米軍の司令官にプレゼントするために、役人たちが命じたサル狩りの悲劇も目の当たりにした。
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