関越自動車道での痛ましいバス事故を起こしたバスの運行会社「陸援隊」の経営実態が次第に明らかになってきています。河野容疑者がバスを保有し、道路運送法で禁止される「名義貸し」が行われていたことや、日給が1万円と、この仕事ではまったく割に合わない低賃金だったことなども報道されています。 「河野交通」独自営業、会社が運転手に「名義貸し」…高速バス7人死亡事故 (スポーツ報知) : そんななか、テレビ番組などで規制緩和がこういった事故を起こした原因だというコメントが目立つことには違和感を覚えます。なぜならほんとうに規制緩和で事故が増えたのかという疑問が湧いてきます。しかも問題を指摘するだけで具体的解決への提案がないというのもいつものことです。 長距離バス事故で思い起こされるのは2007年に起こった吹田スキーバス事故です。大阪中央環状線を走行中、大阪モノレールの高架支柱に激突し、添乗員として乗務してい
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