大阪府阪南市の酒造会社「浪花酒造」が、製造・販売する日本酒に実際とは異なる銘柄のラベルを貼って販売していたことがわかった。 安い酒に「大吟醸」などの高級品のラベルを貼っていたほか、「高い酒に安い酒のラベルを貼ることもあった。品切れになった時、商品を確保するため場当たり的にやった」と同酒造は説明。1月以前に製造した商品の自主回収を始める。 同酒造によると、不正表示は大阪国税局の調査で発覚した。自主回収の対象は大吟醸、吟醸酒、純米酒など6種類。在庫がない銘柄の注文があった際、瓶に別の銘柄のラベルを貼って出荷しており、5年前から繰り返していた。こうした不正表示は年間1000本に上っていたという。 また新酒を造る際には、味の調節のため同じ銘柄の古い酒を少し混ぜていたが、足りない時は別の銘柄を混ぜていたという。同酒造は江戸中期の1716年創業。年間20万本を生産し、自主回収対象の6種類はうち3割を占
日銀正副総裁人事も近々決定する運びとなり、その動きを受けて市場は大きく反応している。しかし、最終的に重要なのは物価目標2%がどう達成できるかであり、それがアベノミクスの中でどのような位置づけを占めるかにある。すでに多くの見方はでているが、ここで改めて物価目標2%を検証してみたい。 物価目標2%は1月の金融政策決定会合で設定され、日銀は政府の協力を得て2%をできるだけ早期に実現することとしている。そして、物価目標を2%と設定した背景については、日銀総裁は国会答弁で政府の成長力強化の取り組み、欧州債務問題のリスク低下、円高是正の動きなどを挙げている。 一方、2%の物価上昇は過去20年ほど実現しておらず、日本のデフレの背景に大きな需要不足があることなどから、ハードルが高いとの見方も多い。これは、いままで長期間デフレが続き、なかなかインフレにならないのに、一気に2%のインフレにすることなど簡単には
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