今年は32億2000万枚、前年比10%減先日年賀ハガキの利用者が減っているらしいでここ数年に渡り、年賀ハガキを出す人そのもの、そして出す人においても利用枚数が減っている状況を解説した。そこで頭に浮かぶのは、「年賀ハガキでもっとも多くの人が使う、日本郵便の官製年賀ハガキの発行枚数動向はどうなってるのだろう? 紙の年賀状、年賀ハガキの利用者が減っているなら、需要が減少しているのだから、当然発行枚数も減っているのではないか」との疑問。そこで今回は、日本郵便(旧日本郵政公社、郵政事業庁)が毎年発行している、年賀ハガキの枚数の推移を確認する。間接的に年賀ハガキ全体の利用状況も把握できるはずだ。 日本の郵便行政における年賀ハガキの発行は戦後に入ってからのこと。1949年発行・1950年用のものが初めてとなる。その当時の発行枚数は1億8000万枚。以後枚数を漸増させながら、1964年には10億枚、197