Google Glassの失敗に見る、視覚情報優位の限界 Googleは眼鏡型のウェアラブル端末「Google Glass」の夢をまだ完全には捨て切っていないらしく、今年1月に一般ユーザー向けの販売を中止したものの、後継モデルの開発を着々と進行させているらしい。ただし、今度はエンタープライズ向けということに主眼が置かれており、ひとまず、医療の従事者や在庫の管理者など、いわゆる業務用デバイスとして再起を図るつもりのようだ。 一般的には「Apple Watch」と並んでウェアラブル端末の双璧と目されていたGoogle Glassを、失敗と断定するのはいささか早計かもしれない。だが、販売を中止せざるを得なかったことは事実である。1500ドルという価格、対応アプリの数の少なさ、バッテリーの駆動時間などが取り沙汰されているものの、どうも眼鏡型という形態そのものがコンシューマー向けとして成立し得ないの
![Apple WatchとGoogle Glassは何が明暗を分けたのか? (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6c2a14d7c0364e099c636a7575a90e99907095bf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2015%2F06%2F15%2F446151%2Fl%2Fc46a14c7b6042bb3.jpg%3F20200122)