京都府向日市の向日町競馬場で2日、全国から激辛料理が一堂に会し、その売り上げを競う「第5回激辛グランプリ<激ONE(ワン)>」が開かれ、多くの来場者で賑わった。 「激ONE」は全国の激辛料理店でつくる団体「日本激辛料理委員会」が年に1度開催する激辛料理の祭典。この日行われた決勝大会には、全国8つのブロック予選を勝ち抜いた8店舗が出店。午前9時の開会から午後5時の閉会までの8時間で最も売り上げ金額が多かった店舗が優勝となる。 優勝候補として前評判が高かったのは北陸ブロック代表・富山県の激辛そば「富山レッド」(480円)。隣の長野県から取り寄せた赤そばに濃縮カプサイシンをふんだんに練り込んだ、地元特産品とは全く関係ない激辛料理だが、辛さの度合いを示すスコヴィル値が1億を超えるその辛さは化学兵器への転用も可能なことから、北朝鮮への全面禁輸が取られている食品の1つだ。激辛料理愛好家による前評判の高