安倍政権から「暴言議員」の出現がとまらない。「魔の2回生」だけが問題なのか。元「週刊現代」編集長の元木昌彦氏は、「今のように質の悪い暴言・放言が増えたのは2001年の小泉純一郎内閣からだと思う」という。現在の安倍政権はその”伝統”を継いでいる。これでいいのか――。 バカは隣の火事より怖い バカは隣の火事より怖い。立川談志の名言である。 ウソがつけなくては政治家になれないが、最近の政治家はウソつきの上にバカが付くから始末が悪い。中でも「魔の2回生」といわれる安倍第2次政権下の2012年に初当選して、現在当選2回の若手政治家の質の悪さは、政治家と書いて「バカか」とルビを振りたくなるほどである。 不倫した上、ストーカー登録までされた中川俊直。妻が妊娠中に不倫をした宮崎謙介。がん患者は働かなくていいといった大西英男。被災現場の水たまりをおんぶされて渡った務台俊介。マスコミを懲らしめるには広告料収入