4度目の日韓戦は、両国の地力の差が表れた一戦でした。 ともに準決勝進出を決めて迎える、2次ラウンドの順位決定戦。勝てば準決勝でアメリカとの対戦、負ければベネズエラとの対戦。ここまでくるとどちらが得なんて計算をしても仕方無いところでもあり、極端な話、別に負けてもいい一戦。準決勝以降を考えると、まずは怪我をしないこと、不安な部分の調整・確認を行うこと、そのうえでできれば勝つこと…ある意味で、全力で勝ちに行くだけの試合よりも難しい戦いです。無理はできませんが、ワザと負けるわけにもいかないのですから。 日本の先発は今大会初登板となる内海。一方、韓国の先発は張ウォン三。どちらも先発の柱ではない「控え」の投手。さらに日本は、4番DHに城島を起用し、ファーストには村田、キャッチャーを阿部、サードに片岡、レフトに内川を入れるという、ガラリと変わったメンバー構成。「セカンド岩村、サード片岡なら逆でいいだ