失われてない十五年−まとめ 失われてない十五年−1.実は飛躍的に成長している日本経済 失われてない十五年−2.日本人のインターネットへの異常な渇望 インターネットは利用するだけで自動的に情報ストックを生む、情報の拡大再生産システムである。前に挙げた「ソフトを作ること」は明らかに生産行為だけど、情報の生産にはもっといろんな形があって、ネットを使うことはことごとく情報を生産する。「ブログを書くこと」もそうだ。他にも「Wikipediaに書き込むこと」「2chに書き込むこと」、そしてただ単に「サイトを見ること」も。 日本人はこうした活動を誰よりも活発に行っている。物理空間での生産に偏った古いパラダイム(ものの見方)を、他国に先駆けて脱却し、経済活動の軸をインターネットという情報空間に移して、相変わらず高い生産性を見せている。この飛躍の時代を失われたものと見るのは、単にパラダイムが古いので