「学ばなくてもすぐ使える」のが理想だが…… オフィス機器の業界団体であるJBMIA(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)がWebサイト上で公開している資料の中に、「オフィス機器における顧客価値向上のためのうれしい体験パターン活用ガイド」という小冊子(PDF)がある。 これはオフィス機器を利用するユーザーが、どのようなケースにおいて「うれしい体験」を感じるかをまとめたものだ。ユーザーエクスペリエンスについて、製品を開発する側、また利用する側にとっても非常にためになる考え方が体系立ててまとめられている。製品を作る側の立場の方にはぜひ一読いただきたい。 中でも注目したいのは、利用者にとって「うれしい体験」の例として、「学ばなくてもすぐできる」という項目が挙げられていることだ。これはつまり、取扱説明書(取説)を熟読することなく、最小限の操作さえ覚えれば利用できることを推奨しているわけで
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