前の記事 選挙に負けると男性ホルモンが減少:唾液で調査 5億9000万年前の胚:左右相称動物の起源 2009年10月22日 Brandon Keim Images: PNAS 中国南西部で発掘された約5億9000万年前の一連の化石によって、複雑な生物の起源が前例のないほど詳細に明らかになり、その始まりが少なくとも4000万年さかのぼることになった。 エディアカラ紀の原始的な動物群においては、最も構造が複雑な動物でさえ、単純な、どの方向にも対称の平らな身体をしていて、まるで生きたキルト(布団)かマットレスのようなものだった。[約5億5千万〜6億年前のものとされるエディアカラ生物群には、クラゲ状の「ネミアナ」、楕円形をしたパンケーキ状の「ディッキンソニア」をはじめ、直径数10cmにおよぶ多種多様な軟体性の生物が見られる。多様なものが見られるが、そのいずれもがごく薄い体をしていたとされている]