細田守 その42より。 間尺の話。これはハウル以降変わったこと。シャープでカチカチパキパキなものを作る事より、もっとゆったりしたもの、考える隙を持たせるものを。 サマウォの日の出の話。アニメだから出来る嘘、ではなく。アニメだからこそ描ける真実。 写真や実写ではそのままの映像を流すことでそのままのものが観客に伝わるが、どう見えるか、どう思えるかなどは観客の心情によって左右される。 ただアニメだと同じ風景を撮ったとしても、演出家の心情によって描写の仕方が変わり、その心情がそのまま観客にも伝えられる。 ロケハンをやって、そのまま使っている部分とそうでない部分があるのはそういう意味。 面白くないものを作ってよく脚本家のせいにする人がいるけど自分はそういうことはしたくない 演出というのはいくらでも面白く出来るし、音響・作画その他全ての人に「これをやってほしい」と指示を出していい、何でもやっていい権限