DSM-5の物質関連と嗜癖の障害の章を日本語訳しました。 DSM-IVにおける乱用と依存が「使用障害」として統合されました。乱用の4項目のうち、違法性を問う項目を削除した3項目+依存の7項目+摂取欲求についての1項目を合わせた計11項目で診断することになりました。 DSM-IVの依存症は3項目以上を満たしたものを診断しましたが、DSM-5の使用障害は2項目以上満たせば診断に至ることになり、以前よりも診断が広がっているといえるでしょう。 下記の【物質】にはアルコール、カフェイン、大麻、幻覚剤(フェンザイクリジン、他の幻覚剤)、吸入剤、アヘン類(オピオイド)、鎮静薬(睡眠薬または抗不安薬)、覚醒剤、タバコ、その他(または未知)などの特定の物質名が入ります。原著では、個々が別々に扱われています。物質により、物質の特性に合わせて基準にわずかに違いが生じています。詳細についてはPDFのファイルをご覧
『彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか? 窃盗癖という病』(河村重実・著、竹村道夫・監修、飛鳥新社) 大人による「万引き」が深刻さを増している。今年6月には、大阪の鮮魚店が、警察に通報する代わりに万引きした人物の顔写真を店内に無期限で張り出すという前代未聞の対応策を打ち出し、モラルや人権の観点からも大きな議論を呼んだ。強硬策の背景には、莫大な被害がある。全国万引犯罪防止機構の調査では、2012年度における全国のスーパーや百貨店など620社の推定万引き被害額は710億円。同調査によると、確保した万引き犯のうち32.2%が高齢者、65歳未満の無職が15.9%、次いで主婦が14.6%、社会人が12.2%、小学生~専門・大学生は18.2%であり、圧倒的に“大人”の犯行が多い。 一方で、通常の万引きとは異なる観点で対応しなければならない問題が発生していることをご存じだろうか? クレプトマニア(病的
米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のナショナル・プレスクラブ(National Press Club)で、自殺の防止や、自らのドキュメンタリー映画『Running from Crazy』について語る米女優のマリエル・ヘミングウェイ(Mariel Hemingway)さん(2013年6月20日撮影)。(c)AFP/Saul LOEB 【6月22日 AFP】著名な家系に生まれながらも、親族の多くを自殺によって亡くしてきた米女優のマリエル・ヘミングウェー(Mariel Hemingway)さん(51)が20日、ハリウッド映画は薬物やアルコールへの依存を美化してはいけないと訴えた。 「ハリウッドには、問題の原因となる依存などを美化しないようにする責任があると思う」と、米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で報道陣に対し語ったマリエルさん。ウディ・アレン(Wo
不登校、ひきこもり、児童虐待、ドメスティック・バイオレンス(DV)、高齢者虐待、アルコール依存症、摂食障害、リストカット、ギャンブル、恋愛依存、SEX依存、インターネット依存(ネトゲ廃人)、ケータイ依存、買い物依存、借金依存、仕事依存(不在がちな夫)、ペット依存、宗教依存、暴力依存、PTSD、などのアディクション問題(嗜癖行動)は、今や家族や現代社会を抜きにしては考えることができません。 こういった諸課題の解決には、医療、福祉のみならず、政治学、経済学、社会学、心理学、倫理学、嗜癖行動学など学際的なアプローチが必要と考えています。また家族だけでなく、その家族を取り巻くコミュニティー(地域社会)にも目を向け、その資源を有効利用していくことが課題解決のための糸口になると考えています。 また、わが国における地方分権という大きな政治的な流れの中で、地方に山積する課題をこの嗜癖行動や家族という視点か
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