東京電力は、福島第一原発の現場で線量計を鉛で覆い被ばく線量を少なく装う不正があったことを受けて、一部が透けていて外側から線量計の状態を確認できる新しい防護服を開発し15日から導入します。 福島第一原発では去年12月、工事を請け負っていた会社の役員が作業員5人に対して鉛のカバーで線量計を覆って被ばく線量を少なく装うよう指示する不正がありました。 不正の再発防止のため、東京電力は作業員の線量計を防護服の外側からでも確認できる新しい防護服を開発しました。 新しい防護服は胸の部分が透けて見える素材になっていて、防護服の下に線量計を身に着けても外側から確認できるようになっています。 この防護服は15日から導入され、1回の作業の被ばく線量が3ミリシーベルト以上と高い現場で、原則としてすべての作業員が着用するということです。 東京電力では「素材が変わっても放射性物質の付着を防ぐ効果は変わらない。不適切な
原発作業員 情報提供呼びかけ 12月15日 6時45分 東京電力は、福島第一原子力発電所の事故で、6月までに働いていた作業員のうち13人が連絡が取れず内部被ばくの検査を受けないままになっているとして、名前などをホームページに公表し、情報の提供を呼びかけています。 東京電力は、福島第一原発で働いている作業員について、現在、写真付きの証明書で本人かどうかを確かめ、作業のあと、内部被ばくの線量を調べる検査を行っています。しかし、事故直後から6月7日までは、証明書による本人の確認が不十分で、連絡が取れない作業員が830人近くに上ったということです。東京電力は作業に関わった企業から提出された名簿などを基に所在の確認を進めましたが、このうち13人は今も連絡が取れず、内部被ばくの検査を受けないままになっているということです。東京電力は情報の提供を広く呼びかける必要があるとして名簿に記載されていた13人の
印刷 関連トピックス原子力発電所海江田万里東京電力 海江田万里元経済産業相(当時)が7月、福島第一原発事故後の復旧作業で「線量計を置いて入った人がたくさんいる」と発言した問題で、東京電力は7日、「該当する事実は確認できなかった」と発表した。ただ、調査は記名式のアンケートで、回答者は231人にとどまった。 東電は、経済産業省原子力安全・保安院からの要請を受けて、3月に外部被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超えた作業員がいる一次下請け業者と東電の現場責任者に、記名式でアンケートを配った。現場で今も働いている231人から回答が寄せられたが、線量計を置いた作業員は確認できなかったという。福島第一原発では3月、東電と協力企業の作業員3700人以上が働いていた。 東電は「全員にアンケートできると正確だが、現場の責任者に実際に見聞きしたかまで聞いたので、全容が分かったと思っている。新たな事
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く