三菱商事は24日、オーストラリアの小麦集荷会社を買収すると発表した。日本や東南アジア向けの小麦の安定供給網を構築するのが狙い。 7月上旬にシンガポールの穀物商社、オラム・インターナショナルから、子会社のオラム・グレインズ・オーストラリア(OGA)の発行済み株式の8割を約64億円で取得する。
三菱商事は24日、オーストラリアの小麦集荷会社を買収すると発表した。日本や東南アジア向けの小麦の安定供給網を構築するのが狙い。 7月上旬にシンガポールの穀物商社、オラム・インターナショナルから、子会社のオラム・グレインズ・オーストラリア(OGA)の発行済み株式の8割を約64億円で取得する。
5月29日、丸紅は、米穀物取引大手のガビロン(ネブラスカ州オマハ)を買収すると正式発表した。写真は都内の丸紅本社前で同日撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 29日 ロイター] 丸紅<8002.T>は29日、米穀物取引大手のガビロン(ネブラスカ州オマハ)を買収すると正式発表した。全株式の取得金額は約36億ドル(約2880億円)。丸紅にとって過去最大の投資案件となり、買収によって穀物貿易量で約5500万トンと世界トップクラスに躍り出る。 ガビロンに出資している3つの米ファンドからガビロンの全株式を取得する。米国などの独禁法に基づく条件を満たした場合などにより、譲渡完了は今年9月を予定している。ガビロンには20億ドル程度の借入金があり、買収総額は約56億ドルに上る。36億ドルの株式取得資金は、自己資金に一部銀行借り入れにより行う。 丸紅の2012年度見込みの穀物貿易高
丸紅は米国の穀物3位、ガビロン(ネブラスカ州)を買収する方向で最終調整に入った。親会社の米ファンドなどから38億ドル(約3000億円)前後で発行済みの全株式を取得する方針。買収により貿易量に当たる穀物取扱量は年4000万トン規模になり、世界首位の穀物メジャー、米カーギルに並ぶ。農業生産が世界最大の米国で穀物の調達力を強化し、人口増加や生活水準の向上で需要が伸びる新興国などへ売り込む。日本へも販
写真提供/アフロ 現在の原油高と並んで世界的な問題となっているのが穀物高だ。だが、その一方で莫大な収益を得ている業界がある。世界の穀物市場に影響力を持つ専門商社・穀物メジャーだ。なかでもダントツの規模で知られるのが、アメリカの『カーギル』。アメリカでは口に入るもののほとんどに同社が関わっており、日本の食にもその影響は大きい。カーギルとは、一体どんな会社なのか?一橋総合研究所食糧部会部会長、茅野信行氏に取材してみた。 「世界最大の穀物生産国がアメリカ。そのアメリカの農家から穀物を買い付け、穀物を必要としている世界中の国々に届けているのが穀物メジャーの雄・カーギルです。穀物商社は規模が大きいほど流通の合理化ができる業種。カーギルは1865年創業という古い会社ですから、長い年月にわたって、合理化を徹底的に推し進めた結果、今日では、世界の穀物シェアの4割を握るほどの巨大な企業です」 カーギルは
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