図1は、新幹線の駅がある都道府県を示したものである。全部で26都道府県。つまり全国の過半数の都道府県は新幹線の駅を持っている。また黄色に塗った都道府県の人口の全人口に対する割合は72.7%、こちらは3/4近い。 今はもう「新幹線ができれば地域振興になる」時代ではない。新幹線があることで、ようやくスタートラインに並べるのだ。 図2は、各都道府県庁所在市の駅から鉄道(愛媛は一部船)を使って、一番近い百万都市までどれだけ時間がかかるかを示したものである。百万都市まで2時間以上かかる県は11県、2時間半以上の県は、たった5県しかないが、富山県は一番近い京都駅までサンダーバードで2時間40分~50分かかっており、日本で最も大都市から遠い県の一つという不名誉な位置にある。色つきの県の中で、富山と石川以外の県にはそれなりの理由も思い浮かぶが、富山と石川県の現状はどう見ても納得いかない。一日も早く新幹線を